国内事例
全国のサーキュラーエコノミー実践事例を、CE専門メディアの公式RSSから自動収集しています。各記事の著作権は出典元に帰属します。
- Circular Economy Hub発表 2026/05/21
循環経済移行には、効率性・整合性・充足性の3戦略を。独研究機関が提言
独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA)が、循環経済への移行戦略を示す白書を公表。機械工学・自動車・電子機器・化学分野の専門家への聞き取り調査をもとに、産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者向けに実装の道筋を提示している。
白書の概要
項目 内容 発表日 2026年5月12日 発表機関 独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA) タイトル 「規制、資源不足、レジリエンス:循環経済の成功の秘訣」 対象読者 産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者 調査対象分野 機械工学、自動車、電子機器、化学 白書の特徴
- 科学的分析と専門家への聞き取り調査を組み合わせた内容
- 循環経済の戦略的実装への道筋を提示
- タイトルに示された「効率性・整合性・充足性の3戦略」が中心テーマ(詳細は原文抜粋に記載なし)
注記: 原文は会員限定記事のため、白書の具体的な3戦略の内容や提言の詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/27
英Intertek、DPPの包括支援を開始。品質保証大手が担うサプライチェーンの透明化
英国の品質保証大手Intertekが、デジタル製品パスポート(DPP)対応を包括支援する新サービスを開始。国際的な規制強化を背景に、企業のサステナビリティ要件対応と競争力強化を目指す。
サービス概要
Intertekが提供する主な支援内容:
- 現状評価・ギャップ分析
- コンサルティング
- データ分析
背景
国際的に製品の持続可能性向上を目的とした規制枠組みの導入が進展。企業には以下が求められている:
- 製品の環境価値に関する透明性
- トレーサビリティの確保
- 持続可能性報告の実施
狙い
サプライチェーン全体の透明化を通じて、企業がサステナビリティ要件に対応し、競争力を強化することを支援する。
注記: 具体的なサービス開始日、対象地域、料金体系などの詳細は原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/12
デンソー、CFP算定アプリでABtCのアプリケーション認証を取得。日欧データ基盤接続に対応
デンソーのCFP算定アプリが、日本の自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC)の認証を取得し、日欧両方のデータ連携基盤に接続可能な世界初の企業となった。これにより、サプライチェーン全体でCO2排出量データを信頼性高く共有できる体制が整う。
認証取得の概要
項目 内容 取得認証 ABtCアプリケーション認証 対象アプリ デンソー開発のCFP算定アプリケーション 発表日 2026年3月12日 認証機関 一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC) 主な特徴
- 日本側: ウラノス・エコシステム(経済産業省認定の公益デジタルプラットフォーム)に接続可能
- 欧州側: 2025年2月にCatena-XのEcoPass認証も取得済み
- 世界初: 日欧双方のデータ連携基盤へ接続可能なアプリケーション認証を取得した企業
今後の展開
- 企業間でのCFPデータのシームレスな連携を実装
- 2026年夏: バッテリーパスポートサービスをリリース予定
- 将来的にデジタル製品パスポート(DPP)へのデータ連携機能も拡張
- Circular Economy Hub発表 2026/03/04
アイルランド、循環経済戦略を発表。2030年までに循環性12%目標。修理バウチャー制度試験導入へ
アイルランド政府が2026年2月24日に「循環経済戦略2026–2028」を発表。2021年の前戦略に続く取り組みで、2030年までに循環性12%達成を目標に掲げ、修理バウチャー制度の試験導入などを計画している。
戦略の概要
項目 内容 戦略名 循環経済戦略2026–2028 発表日 2026年2月24日 対象期間 2026年〜2028年 主要目標 2030年までに循環性12%達成 前回戦略 政府全体循環経済戦略2022-2023(2021年公表) 主な施策
- 修理バウチャー制度の試験導入(詳細は原文に記載なし)
- デジタル製品パスポート関連の取り組み(タグより推測)
- エコデザイン規則への対応(タグより推測)
背景
アイルランド政府は循環経済への移行を政策の中心に位置づけており、今回の戦略は継続的な取り組みの一環として策定された。
注: 具体的な施策内容、予算規模、実施スケジュール等の詳細は原文抜粋に含まれていないため不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/25
英サリー大学、食品ロス削減につながる動的DPPを考案。デジタルツインで食品の動きを再現
英サリー大学とキングス・カレッジ・ロンドンが、賞味期限の短い食品・飲料向けに「動的デジタル製品パスポート(D-DPP)」の枠組みを考案。リアルタイムで情報を更新し、農場から小売まで製品の状態を追跡することで、食品ロス削減と安全性向上を目指す。
概要
動的DPP(D-DPP)の特徴
- 対象: 賞味期限の短い食品・飲料
- 機能: リアルタイムで情報を更新し、ライフサイクル全体(農場→工場→輸送→保管→小売)で製品状態を追跡
- 期待効果: 食品ロス削減、安全性向上
研究発表
- 掲載誌: 科学誌『Nature Reviews Clean Technology』
- 研究機関: 英サリー大学、キングス・カレッジ・ロンドン
技術の特徴
従来の静的なデジタル製品パスポートと異なり、デジタルツイン技術を活用して食品の動きを再現。温度・湿度などの環境条件や輸送状況をリアルタイムで反映し、製品の鮮度や品質を動的に管理できる点が特徴。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/17
EU、売れ残り衣類・靴の廃棄を禁止。企業に情報開示義務も。ESPR委任法
EUが2026年2月9日、エコデザイン規則(ESPR)に基づき、売れ残った衣類・靴の廃棄を禁止する措置を採択した。大量廃棄による環境負荷削減と循環型経済への移行加速が目的。
主な内容
- 対象製品: 売れ残った衣類・靴
- 措置内容: 廃棄を禁止
- 法的根拠: エコデザイン規則(ESPR)の委任法
- 採択日: 2026年2月9日
- 採択機関: 欧州委員会
背景・目的
大量廃棄による環境負荷を削減し、循環型経済への移行を加速させる狙い。
注: 原文は会員限定記事のため、具体的な施行時期・罰則・企業の情報開示義務の詳細(タイトルに記載)については抜粋に含まれておらず不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/30
欧州自動車部品工業会、自動車部品向け循環経済指標ロードマップを発表。少数の指標案を選定
欧州自動車部品工業会(CLEPA)が、自動車部品業界に特化した循環経済パフォーマンス指標の開発ロードマップを公表。業界全体で測定すべき重要指標を絞り込み、統一的な評価枠組みの構築を目指す。
発表内容
ロードマップ名
「Measuring What Matters:Potential circular economy performance indicators for automotive suppliers(重要な指標の測定:自動車サプライヤーの循環経済パフォーマンス指標の可能性)」目的
- 自動車部品業界に特化した循環経済の枠組み・指標の開発指針を提示
- 少数の重要指標に絞り込み、業界全体で測定可能な共通基準を確立
実務への影響
- 自動車部品サプライヤーは、今後このロードマップに基づく指標での評価・報告が求められる可能性
- ISO 59020やESPR(エコデザイン持続可能製品規則)など既存の国際基準との整合性も視野に入れた内容と推測される
注: 具体的な指標項目・測定方法・導入時期は原文抜粋に記載なし(会員限定記事のため詳細不明)。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/26
「トレーサビリティは企業のコア・コンピタンス」Circularise 共同創設者に聞く、DPPの価値
オランダのトレーサビリティプラットフォーム企業Circulariseが2025年1月に日本法人を設立。共同創設者のジョルディ・デ・ヴォス氏が、日本市場参入の背景やDPPの価値について語った。
日本市場参入の背景
日本企業からの関心の高まり
- 在EU日系企業を含む日系企業からの売上が全体の約4分の1を占める
- 旭化成・帝人・積水化学から出資を受けている
- 日本を「単一の成功したマーケット」として位置づけ
日本企業の慣行との親和性
- 日本ではサステナビリティが常に最重要課題
- サプライチェーンの強靭化に継続的に取り組んでいる
- トレーサビリティやDPPの考え方が日本企業の慣行と合致
EUにおけるDPPの動向
項目 内容 規制施行 エコデザイン規則が2024年7月に施行 標準化 CEN/CENELEC JTC 24等で議論進行中 実証実験 CIRPASS 2プロジェクトで繊維・電子機器・タイヤ・建設の4分野13件を実施 Circulariseの実績
- 2016年創業、EUでの主要DPPプラットフォーム提供企業の一つ
- 2024年11月発表のGCP(グローバル循環プロトコル)策定に技術的専門性を提供
- Circular Economy Hub発表 2025/12/09
欧州委の調査機関、製品中の懸念物質を特定・追跡する手法を提案。ESPR実施を支援
欧州委員会の調査機関(JRC)が、ESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)の実施を支援する実務ガイドラインを公開。製品中の懸念物質を特定・追跡し、使用制限措置を検討するための評価手法を提示した。
概要
- 公開日: 2024年11月21日
- 発表機関: 欧州委員会共同研究センター(JRC)
- 対象: 製品グループごとの予備調査を担当する欧州委員会担当者・外部専門家
報告書の位置づけ
項目 内容 目的 製品中の懸念物質の特定・追跡、使用制限措置の検討 性質 実務的なガイドライン 利用者 欧州委員会の予備調査担当者、外部専門家 根拠法 ESPR(2024年7月発効) 実務への影響
ESPRに基づく製品規制の実施段階において、懸念物質の評価プロセスが具体化。今後、製品グループごとの予備調査で本手法が活用され、化学物質管理要件が明確化される見込み。
- Circular Economy Hub発表 2025/11/25
SMXとスペインCARTIF、分子マーキング活用で提携。素材の循環を検証へ
デジタルツインおよびトレーサビリティ技術を開発するSMXと、スペインの技術研究センターCARTIFが、分子マーキング技術を活用して素材の由来やリサイクル履歴を科学的に証明するシステムの構築に向けて提携した。
提携の概要
項目 内容 発表日 2024年11月5日 提携先 SMX(Security Matters)とCARTIF 場所 スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州 目的 サーキュラーエコノミーの検証可能性を高める 主な取り組み
- SMXの分子マーキング技術をCARTIFの研究施設やパイロットプラントに導入
- 素材の由来やリサイクル履歴を科学的に証明するシステムを構築
- トレーサビリティ技術により、循環プロセスの透明性を向上
関連技術: デジタル製品パスポート(DPP)、ブロックチェーン、分子マーカー
- Circular Economy Hub発表 2025/11/10
米国のデジタルサーキュラーエコノミー市場、2032年に138億ドル規模へ
米国のデジタルサーキュラーエコノミー市場が急拡大する見通し。2024年の23億4000万ドルから2032年には138億4000万ドルへ、約6倍の成長が予測されている。
市場規模の推移
年 市場規模 備考 2024年 23億4000万ドル 現在 2032年 138億4000万ドル 予測値 調査概要
- 調査機関: DataM Intelligence(市場調査会社)
- レポート名: デジタルサーキュラーエコノミー市場レポート
- 対象地域: 米国
背景
デジタルサーキュラーエコノミーは、持続可能な資源利用を目指す新しい産業領域として急成長しており、世界的な循環経済の推進力となっている。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/27
RadarLab、サトー、ナカダイが共同でデジタル製品パスポートの実証実験を開始
RadarLab、サトー、ナカダイの3社が、廃棄予定のラベルプリンターを対象に、製造から再資源化・再製品化までのデータを企業横断で連携するデジタル製品パスポート(DPP)の実証実験を開始した。欧州で制度化が進む一方、日本では導入が一部企業にとどまり、データ共通化や事業者間連携が課題となっている。
実証実験の概要
項目 内容 実施期間 2025年10月6日〜11月末 対象製品 廃棄予定のラベルプリンター 参加企業 RadarLab(データプラットフォーム)、サトー(製造・トレーサビリティ)、ナカダイ(リサイクル) 使用基盤 RadarLabの「DPP as a Service(DPPaaS)」 検証内容
- 全工程のデジタル可視化: ラベルプリンターの回収→解体→ABS樹脂の再生→再生素材を使った新製品製造
- データ連携: 各工程をDPPaaS上で記録・共有し、再生素材の由来を追跡可能に
- 検証項目: 情報連携モデルの有効性、運用手法
今回の取り組みを通じて、日本におけるDPP導入の社会実装に向けた基盤構築、資源循環データの標準化、国際的なルール形成への貢献を目指す。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/20
EU共同出資プロジェクト「RETURN」E-wasteを重要原材料の循環型供給源へ。正式に始動
EU・スイス共同出資の研究プロジェクト「RETURN」が2025年9月30日に正式発足。電子廃棄物(E-waste)から貴金属・重要原材料を回収し、EU域内での循環型供給網構築を目指す。
プロジェクト概要
項目 内容 正式名称 RETURN(Recovering Electronics Parts and Materials for Maximum Resource Efficiency) 発足日 2025年9月30日 出資元 EU「Horizon Europe」+ スイス教育・研究・イノベーション事務局(SERI) 目的 電子廃棄物から貴金属・重要原材料を回収し、EU域内循環型供給網を構築 背景・意義
- 対象: 電子廃棄物(E-waste / WEEE)
- 狙い: EU域内での重要原材料の安定供給と資源循環の実現
- デジタル製品パスポート等の技術活用も視野(タグより推測)
注: 記事本文は会員限定のため、プロジェクトの具体的な参加機関・予算規模・実施期間・技術手法などの詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/14
Catena-XとOPC Foundation、デジタル製品パスポート対応で製造業のデータ連携を加速
ドイツの自動車業界向けデータ基盤Catena-Xと、産業データ共有の国際標準を策定する米OPC Foundationが、2027年導入予定のEUデジタル製品パスポート(DPP)規制に対応するため、製造業の企業間データ連携基盤の整備を加速させる戦略的協定を2025年8月19日に発表した。
協定の概要
項目 内容 発表日 2025年8月19日 協定主体 Catena-X(ドイツ)× OPC Foundation(米国) 目的 産業データの標準化と共有推進 対応規制 EUデジタル製品パスポート(DPP)規制(2027年導入予定) 実務への影響
- 製造業の企業間データ連携が標準化により円滑化
- DPP規制対応に向けた基盤整備が加速
- 自動車業界を中心とした国際的なデータ共有体制の構築
注: 具体的な協定内容・実施スケジュール・対象範囲などの詳細は原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/03
RadarLab、サトー、ナカダイが協業。デジタル製品パスポート活用で資源循環モデル構築を推進
RadarLab、サトー、ナカダイの3社が協業し、デジタル製品パスポート(DPP)を活用した資源循環の社会実装モデル構築に取り組む。まずはサトー製プリンターを対象にDPPの有効性を検証し、将来的には業界横断でのデータ連携と運用モデルの構築を目指す。
協業の背景
- 欧州の拡大生産者責任(ESPR)や日本のウラノス・エコシステムなど、国内外の政策動向に対応
- サプライチェーンの透明性確保と資源循環促進という社会的要請に応える
各社の役割
企業 役割 サトー プリンターにDPP情報を実装、製造情報の記録、トレーサビリティシステムの提供 ナカダイ プリンターの解体・リサイクル、工程データ・素材情報のDPP反映、再資源化の知見提供 RadarLab 実証実験の設計支援、データ連携基盤(DPPaaS)の構築・提供、製品ライフサイクル情報の集約 DPPの仕組み
- 製品ごとに個別IDを割り当て、QRコードやNFCタグで情報にアクセス
- 製造から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を可視化
- 再生資源の信頼性を高め、持続可能な社会の実現に貢献
- Circular Economy Hub発表 2025/09/22
英Reconomy、繊維リサイクル義務化に対応。2030年までのEPR戦略を公表
イギリスの資源循環企業Reconomyが、繊維分野の拡大生産者責任(EPR)制度に対応するため、2030年までのグローバル戦略ロードマップを2025年7月14日に公表した。繊維産業では資源消費と廃棄物の多さから規制強化が進んでおり、新EPR制度は生産者に使用済み製品の収集・再利用・リサイクル・廃棄までの管理責任を課すことで、循環型ビジネスモデルへの移行を促す。
戦略の背景
- 対象分野: 繊維産業
- 目的: リサイクル義務化(EPR)への対応
- 期間: 2030年まで
EPR制度の概要
- 生産者に使用済み製品の収集・再利用・リサイクル・廃棄までの管理責任を課す
- 循環型ビジネスモデルと持続可能な消費・生産への移行を促進
注: 記事本文は会員限定のため、戦略の具体的内容(目標数値、実施項目、地域展開など)は不明。
- Circular Economy Hub発表 2025/09/16
スウェーデンのAcne Studios、伊Temeraと連携しデジタル製品パスポート導入。今秋から全製品に対象拡大
スウェーデンのファッションブランドAcne Studiosが、イタリアのTemera社と連携してデジタル製品パスポート(DPP)を導入。一部製品で既に開始しており、2025年秋冬コレクションから全製品に拡大する。
概要
項目 内容 発表日 2025年7月8日 連携企業 Temera社(イタリア、トレーサビリティソリューション提供) 導入内容 デジタル製品パスポート(DPP) 現状 一部製品カテゴリで既に開始 拡大時期 2025年秋冬コレクションから全製品に対象拡大 実務への影響
- トレーサビリティ強化: 製品の原材料から製造工程までの情報をデジタル化
- EU規制対応: 欧州のDPP義務化に向けた先行的な取り組み
- ファッション業界の動向: 大手ブランドによるDPP導入事例として参考になる
※詳細な技術仕様や具体的な情報項目については原文に記載なし
- Circular Economy Hub発表 2025/09/01
企業のDPP導入に向けた統合ソリューションの商用化へ。米Identivと独Narraveroが提携
米IoT企業Identivと独DPPプラットフォーム企業Narraveroが、EUのデジタル製品パスポート(DPP)規制に対応した統合ソリューションの商用化に向けて提携した。企業がDPP導入を進める際の実務的な選択肢が広がる動きとなる。
提携の概要
項目 内容 発表日 2025年7月2日 提携企業 米Identiv(IoTソリューション)<br>独Narravero(DPP SaaSプラットフォーム) 目的 EUのDPP規制に準拠した統合ソリューションの商品化加速 実務への影響
- DPP対応の選択肢拡大: IoT技術とDPPプラットフォームを統合したソリューションにより、企業のDPP導入がより実用的に
- 規制対応の効率化: EU規制に準拠した形での製品情報管理・開示が可能になる見込み
注: 具体的なサービス内容、提供開始時期、価格などの詳細は原文では不明。DPP規制への対応を検討する企業にとって、技術選定の参考情報となる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/18
Tシャツの価格は物理的耐久性の指標にはならないーー英大学らの研究
英リーズ大学の研究により、Tシャツの価格は物理的耐久性の指標として使えないことが明らかになった。47枚のTシャツを測定した結果、生地の組成が耐久性に影響を与える一方、価格と耐久性の間に明確な相関は見られなかった。
研究の主な結果
- 測定対象: 47枚のTシャツ
- 主な知見:
- 生地の組成がTシャツの物理的耐久性に影響を与える
- 価格は耐久性の指標として使用できない
実務への示唆
この研究結果は、アパレル製品の循環利用や拡大生産者責任(EPR)制度の設計において重要な意味を持つ。価格だけでは製品の長寿命化や資源効率を判断できないため、物理的耐久性の客観的な測定基準や表示制度の整備が求められる。
EU のエコデザイン規則(ESPR)など、製品の耐久性を評価・表示する制度設計の参考となる知見といえる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/12
欧州委、売れ残り衣料品の破壊禁止に関する例外規定案を提示。意見公募を開始
欧州委員会が、2026年7月から適用される売れ残り衣料品の破壊禁止措置について、例外を認める具体的な条件を定めた委任規則案を公表し、8月11日まで意見公募を実施した。
背景と目的
- 根拠法令: 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)
- 適用開始: 2026年7月19日
- 対象製品: アパレル、衣料品付属品、履物
- 狙い: 事業者の法的予見性を高めつつ、必要以上に厳格とならないよう例外ケースを明確化
現状の課題
欧州委員会の委託調査によると、EU市場の全繊維製品の4〜9%が一度も使用されずに破壊されていると指摘されており、この慣行の是正が急務となっていた。
今回の委任規則案の位置づけ
ESPRは売れ残り製品の破壊を原則禁止しているが、今回の草案は破壊が正当化される具体的なケースを定める補完規則として機能する。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/12
持続可能な選択を促すデジタルビジネスモデルの可能性と課題とは。OECD提言書
OECDが、デジタル技術を活用して消費者の持続可能な選択を促すビジネスモデルの可能性とリスクを整理した提言書を発表。多くの消費者が環境配慮を望む一方、実際の行動には障害があると指摘し、推奨事項を示している。
背景と課題
- 消費者の多くはより持続可能な選択を望んでいる
- 実際の行動を妨げる障害が存在する
- デジタルビジネスモデルがこの課題解決の鍵となる可能性
提言の内容
項目 内容 対象 デジタルビジネスモデル(PaaS、中古品取引、デジタル製品パスポート等) 目的 持続可能な消費行動の促進 視点 可能性とリスクの両面を提示 具体的推奨事項 不明(会員限定記事のため詳細非公開) 実務への示唆
デジタル技術を活用した循環型ビジネスモデル(サブスクリプション、リユース・リサイクルプラットフォーム、製品情報の透明化など)の設計において、消費者行動の障壁を理解し、それを取り除く仕組みづくりが重要となる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/04
デジタル製品パスポートの「相互運用性」を確保へ。APIに関する欧州規格案が公開
デジタル製品パスポートの「相互運用性」を確保へ。APIに関する欧州規格案が公開
欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)が、デジタル製品パスポート(DPP)のライフサイクル管理と検索性に関するAPI規格案を公開。異なるシステム間でDPP情報を円滑にやり取りするための技術仕様を標準化する動き。
概要
項目 内容 公開日 2025年7月4日 規格案名称 prEN 18222 策定機関 欧州標準化委員会(CEN)・欧州電気標準化委員会(CENELEC) 対象 デジタル製品パスポート(DPP)のライフサイクル管理と検索性に関するAPI 目的 DPPの相互運用性確保 実務への影響
- 相互運用性の標準化: 異なる企業・システム間でDPP情報を交換する際の技術仕様が統一される
- API規格の明確化: DPPのライフサイクル管理(製造・流通・廃棄など各段階での情報更新)と検索機能に関する技術要件が規定される
- ESPR対応の基盤整備: EU「エコデザイン持続可能製品規則(ESPR)」で義務化されるDPPの実装に向けた技術標準が整備される
注: 規格案の詳細内容(技術仕様、適用製品範囲、施行時期など)は原文抜粋に含まれていないため不明。
- Circular Economy Hub発表 2025/07/30
バッテリーパスポートの先駆者Circulorが語る──透明性とリスク回避が導入インセンティブに
バッテリーパスポートの先駆者Circulorが語る──透明性とリスク回避が導入インセンティブに
英国のCirculor社が、2027年2月にEUで義務化されるバッテリーパスポートの開発・実装における最新動向を語った。同社は2024年にボルボ・カーズへ世界初のバッテリーパスポート実装を実現し、パイロット段階を超えた商業規模のソリューション提供が可能になっている。
主な進展(2022年以降)
- 2024年: ボルボ・カーズのEV車種「EX90」に世界初のバッテリーパスポートを実装
- 2025年2月: ドイツ政府主導の「Battery Pass」開発プロジェクトが終了
- 開発期間: 2018年のコバルト追跡開始から実装まで約6年を要した(鉱物トレーサビリティ、CO2排出データ収集、パスポート搭載まで)
市場における変化
製品透明性への需要急上昇の背景
- サステナビリティ推進
- 経済的安全保障の重要性増大
- 不安定な地政学的環境下での事業展開
- サプライチェーンと運営データの常時収集・分析の必要性
トレーサビリティの新たな位置づけ
- リスク回避ツールとして認識
- サプライチェーン上の高リスクサプライヤーの特定が可能
- デューデリジェンスの正確性確認に寄与
- 責任ある調達と持続可能な生産の証明手段
現在の到達点
Circulor社は「本格的な商業規模のソリューション提供が可能」と明言。バッテリーパスポートはパイロット・実証段階を脱し、産業規模での実装フェーズに入っている。
- Circular Economy Hub発表 2025/07/11
ベイン・アンド・カンパニー、DPP導入は衣料品の生涯価値を2倍に
ベイン・アンド・カンパニーとイーベイの共同調査により、EUのエコデザイン規則で義務化されるデジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入が、衣料品の生涯価値を2倍に高めることが明らかになった。再販市場の透明性向上により、利益の最大65%が消費者に還元される見込み。
主な調査結果
項目 内容 製品生涯価値 現状の約2倍に増加 消費者への還元 利益の最大65% 要因 DPP導入による再販・透明性・顧客関係の価値向上 対象規制 EUエコデザイン規則 DPPがもたらす変化
- 衣料品の再販市場が規制により再形成される
- 製品情報の透明性が向上し、再販価値が高まる
- ブランドと消費者の関係性が強化される
調査は、ブランドに対してDPP対応への迅速な行動を促している。
発表日: 2025年7月11日
調査実施: ベイン・アンド・カンパニー、イーベイ - Circular Economy Hub発表 2025/07/09
サトーとLOZI、業務提携を締結。DPP対応の次世代トレーサビリティで動静脈物流の効率化を推進
自動認識技術のサトーと、トレーサビリティツール「Smart Barcode®」を提供するLOZIが業務提携を締結。EU規制(DPP)対応と、製品の生産から廃棄・リサイクルまでを一貫追跡する動静脈物流の効率化を共同で推進する。
提携の背景
- EU規制への対応: 「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」により、電池・繊維・電子機器などで**デジタル製品パスポート(DPP)**の導入が義務化
- 日本企業もサプライチェーン全体のトレーサビリティ確保が必要に
各社の強み
企業 主な強み サトー バーコード・RFID技術で動脈物流(生産〜販売)に強み。個別ID付与によるサプライチェーン追跡を中期計画に掲げる LOZI ノーコード型ツール「Smart Barcode®」で、不特定多数の事業者が情報記録・共有可能。センサー・ブロックチェーン連携も対応
提携で実現すること
- 動静脈物流の一貫追跡: 生産・流通(動脈)から回収・廃棄・リサイクル(静脈)まで製品ライフサイクル全体を可視化
- 産業共生の基盤構築: 産業間で副産物を融通し合う仕組みを支援
- 柔軟なシステム提供: ユーザー固有のサプライチェーンに対応可能
契約締結: 2025年5月(発表は6月24日)
- Circular Economy Hub発表 2025/07/07
非接触技術の標準化団体NFCフォーラム、通信距離4倍化とDPP対応の新仕様を発表
NFCフォーラムが通信距離を従来の4倍(0.5cm→2cm)に拡張し、EUのデジタル製品パスポート(DPP)に対応する新仕様「NFC Release 15」を2025年6月17日に発表した。
主な変更点
- 通信距離の拡大: 認定読み取り範囲が0.5cmから2cmへ(4倍)
- DPP対応: サーキュラーエコノミーに必要なデジタル製品パスポートをサポートする新標準を導入
実務への影響
ユーザー体験の向上
- デバイスを正確にかざす必要性が低減
- 接続確立が高速化し、取引速度が向上
- よりシームレスな非接触通信が可能に
想定される活用分野
- softPOS(スマートフォン決済端末)
- 自動車
- 交通
- アクセス制御
- ワイヤレス充電
補足: DPPは製品のライフサイクル全体の情報(原材料、修理可能性、リサイクル方法など)をデジタル化する仕組みで、EUのエコデザイン規則(ESPR)で義務化が進んでいる。NFC対応により、消費者や事業者がスマートフォンで製品情報に簡単にアクセスできるようになる。
- Circular Economy Hub発表 2025/06/19
国際機関ら、プラスチック世界条約の実施に向けた報告書を公表。「公正な移行」を伴うCEモデルを提言
国際機関のGGGIとUNOSDが、プラスチック世界条約の実施に向けた報告書を公表。プラスチックのライフサイクル全体を対象に、影響を受けるコミュニティや労働者の「公正な移行」を確保したサーキュラーエコノミーモデルの重要性を提言している。
報告書の概要
項目 内容 公表日 2025年6月5日 公表機関 グローバル・グリーン成長研究所(GGGI)、国連持続可能な開発室(UNOSD) 報告書名 Bridging Gaps, Empowering Change: Tackling Plastic Pollution 目的 プラスチック世界条約を成功に導くための包括的ロードマップの提示 主な提言内容
- ライフサイクル全体のアプローチ: プラスチックの生産から廃棄までを視野に入れた対策
- 公正な移行の確保: 影響を受けるコミュニティや労働者への配慮を伴うCEモデルの構築
- 条約実施の実務的指針: 法的拘束力のある条約交渉が進むなか、実効性のある実施方法を提示
注: 本記事は会員限定記事のため、報告書の詳細な内容(具体的な政策提言、数値目標、実施スケジュール等)は原文抜粋から確認できません。
- Circular Economy Hub発表 2025/06/16
アジア初。韓国KGモビリティ、欧州のデータ基盤「Catena-X」準拠のCO2管理システム構築へ
韓国の自動車メーカーKGモビリティが、欧州のデータ連携基盤「Catena-X」に準拠した製品カーボンフットプリント(PCF)管理システムを構築する。アジア初の公式認証技術を用いた実証事例となり、EU環境規制(DPP・CBAM)への先行対応を目指す。
プロジェクト概要
項目 内容 契約締結日 2025年6月2日 実施企業 KGモビリティ(韓国自動車メーカー)<br>グラスドーム(韓国・炭素排出データ管理専門) システム内容 PCF管理システム(Catena-X準拠) 特徴 アジア初のCatena-X公式認証技術による実証構築 背景となるEU環境規制
- デジタル製品パスポート(DPP): 製品ライフサイクル全体の環境負荷情報を電子記録・追跡
- カーボン・ボーダー調整メカニズム(CBAM): 炭素集約的製品の輸入に事実上の関税を課す
適用計画
優先適用車種
- 電気自動車「ムッソEV」
- ハイブリッド車「トーレスハイブリッド」
将来展開
- バッテリー・エンジンなど主要部品単位での管理
- サプライヤー工場の排出量(スコープ3)まで統合管理
- 国際サプライチェーン規格適合のESG対応基盤構築
- Circular Economy Hub発表 2025/06/11
ベルン応用科学大学、太陽光パネル循環DPPプラットフォームのプロトタイプを開発
ベルン応用科学大学が、使用済み太陽光パネルの循環管理を支援するデジタルプラットフォームのプロトタイプを開発。デジタル製品パスポート(DPP)を搭載し、パネルの情報追跡と資源循環を促進する。
背景と目的
- 開発主体: ベルン応用科学大学
- プロジェクト名: RETRIEVEプロジェクト(EU「Horizon Europe」支援)
- 狙い:
- 2050年までに数百万トン規模で発生する使用済み太陽光パネルの循環的利用
- 一次原材料への依存低減
- EU域内での原材料供給強化
プラットフォームの特徴
項目 内容 主要機能 デジタル製品パスポート(DPP)搭載 対象 使用済み太陽光発電(PV)パネル 目的 太陽光発電分野のサーキュラーエコノミー推進 開発段階 最初のプロトタイプ 欧州は太陽光パネルの多くを域外輸入に依存しており、大量廃棄が見込まれる中、資源循環による自給率向上が課題となっている。
- Circular Economy Hub発表 2025/04/21
Circularise、帝人のDPP導入製品展開を支援。欧州規制対応へ
帝人のアラミド繊維・炭素繊維製品に、Circulariseのデジタルプロダクトパスポート(DPP)が導入された。欧州の環境規制「ESPR」への対応を見据えた取り組みで、サプライチェーンの透明性確保と循環型社会実現を目指す。
導入製品の事例(JEC World 2025で公開)
製品 内容 アラミド繊維製品 アイスランド・ハンプジャン社の重量物運搬用吊り具に使用されていた帝人「Twaron®」を原料とするリサイクル品 炭素繊維製品 帝人の炭素繊維端材由来の短繊維「Tenax Next™ R2S P513 6MM」を用いた自転車用タイヤレバー。製造工程で発生した端材の再資源化プロセスを可視化 今後の展開
- 2030年まで: DPPの全面導入支援を目指す
- 対応分野: ESPR下で義務化が提案される繊維・化学製品
- 背景: 帝人は2024年11月にCirculariseに出資し、連携を強化
Circulariseは2016年設立、2025年1月に日本法人「Circularise Japan株式会社」を設立し、国内市場での展開を本格化している。