国内事例
全国のサーキュラーエコノミー実践事例を、CE専門メディアの公式RSSから自動収集しています。各記事の著作権は出典元に帰属します。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/04
欧州委、DPP登録簿の運用開始。データは自社保持・IDは集約される分散管理
欧州委、DPP登録簿の運用開始。データは自社保持・IDは集約される分散管理
欧州委員会が2026年7月20日、デジタル製品パスポート(DPP)登録簿の運用を開始。企業が実務でDPPを扱えるようテスト環境も同時稼働し、サプライチェーン透明化と規制遵守の実現に向けた重要な節目となった。
DPP登録簿の概要
項目 内容 運用開始日 2026年7月20日 提供機能 本番環境 + テスト環境 法的根拠 エコデザイン規則(ESPR) データ管理方式 分散管理(データは企業が保持、IDのみ登録簿に集約) DPPの目的
- 製品情報の統合管理: 原材料、修理方法、再利用・リサイクル情報をデジタル記録化
- サプライチェーン透明性の向上: 製品ライフサイクル全体の情報を追跡可能に
- 消費者の選択支援: 適切な製品選択を後押し
- 規制遵守の簡素化: EU単一市場全体での遵守を容易化
実務への影響
企業はテスト環境を活用してDPP実装を準備できるようになり、今後の製品情報管理体制の構築が求められる。データは自社で保持しつつ、IDを登録簿に登録する分散管理方式により、情報セキュリティと透明性の両立を図る仕組みとなっている。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/04
英国の循環経済への移行、依然として「回収・リサイクル偏重」が課題に
英国の循環経済政策が、廃棄物発生後の回収・リサイクルに偏重しており、廃棄物を出さない段階への移行が遅れていることが、ポーツマス大学の報告書で明らかになった。
報告書の概要
項目 内容 報告書名 「循環経済のためリサイクルを超えて」 作成機関 ポーツマス大学グローバル・プラスチック政策センター(GPPC) 委託元 環境・食糧・農村地域省(Defra) 公表時期 2026年8月4日 主な指摘事項
- 現状の課題: 英国の循環経済の取り組みが、廃棄物発生後の回収・リサイクルに著しく偏っている
- 警告内容: 廃棄物を排出しない段階(発生抑制・リデュース・リユース等)への移行が遅れている
実務への影響
英国では「リサイクル偏重」から脱却し、より上流(設計・製造段階)での循環経済施策が求められる方向性が示された。日本国内でも同様の課題認識が必要となる可能性がある。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/04
BASFを含む4社、タイヤの水平リサイクルプロジェクトを開始
欧州で使用済みタイヤを新品タイヤの原料に戻す「水平リサイクル」プロジェクトが始動。イタリアのタイヤ製造大手ピレリが主導し、化学大手BASF(ドイツ)、リサイクル技術のピルム(ドイツ)、化学メーカーのシントス(ポーランド)が参画する。
プロジェクト概要
項目 内容 プロジェクト名 "Tyre-to-tyre" project 主導企業 ピレリ(イタリア) 参画企業 BASF(ドイツ)、ピルム(ドイツ)、シントス(ポーランド) 目的 使用済みタイヤ・廃タイヤ由来の高品質リサイクル材の利用拡大 地域 欧州 実務への影響
- タイヤ製造における循環型サプライチェーン構築の先行事例
- 化学メーカーと製造業の連携による水平リサイクルモデルの実証
- 欧州の持続可能な製品エコデザイン規則への対応事例として参考になる可能性
- Circular Economy Hub発表 2026/08/03
WHO、セルフケアや福祉用具など支援機器のライフサイクル延長に関する新指針を発表
WHO欧州地域事務局が、シャワーチェアや車椅子などセルフケア・福祉用具の製品寿命を延ばし、資源利用を最適化するための新ガイダンスを公開した。
対象となる支援機器
- シャワーチェア
- バスチェア
- トイレチェア
- ポータブルトイレ
- 歩行補助具
- 手動車椅子
ガイダンスの目的
各国が支援機器のライフサイクルを延長し、環境負荷を低減する方法を概説。資源の利用最適化を図る。
注記: 本記事は会員限定記事のため、ガイダンスの具体的な内容(推奨される延長手法、実施基準、対象国など)は抜粋から確認できない。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/03
欧州委、森林破壊防止規則の製品範囲やAPI仕様を更新。簡素化進める
欧州委、森林破壊防止規則の製品範囲やAPI仕様を更新。簡素化進める
欧州委員会が、2026年末から段階的に適用されるEU森林破壊防止規則(EUDR)の円滑実施に向け、製品範囲の見直しと情報システムの技術仕様を定める2つの法令を採択した。企業や加盟国当局の法的確実性を高めることが目的。
採択内容
項目 内容 採択日 2026年8月13日 採択法令 2つの法令(製品範囲見直し、情報システム技術仕様) 適用開始 2026年末から段階的 目的 企業・加盟国当局の法的確実性向上 規則の概要
- 対象: EU森林破壊防止規則(EUDR)関連製品
- 主な変更: 製品範囲の見直し、API等の技術仕様の明確化
- 狙い: 規則の簡素化と実務対応の円滑化
注: 記事本文は会員限定のため、詳細な製品範囲の変更内容や技術仕様の具体的な更新項目は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/31
米電子廃棄物リサイクル大手ERI、カナダのレアアースリサイクル企業と戦略提携。米国内最大級のエコシステム構築へ
米国の電子廃棄物リサイクル大手ERIとカナダのレアアースリサイクル企業Cyclic Materialsが、電子廃棄物から重要鉱物を回収する戦略提携を締結。カリフォルニア州とアリゾナ州を拠点に、米国内最大級のレアアース回収エコシステムを構築する。
提携の概要
項目 内容 発表日 2026年7月21日 提携企業 ERI(米・電子廃棄物リサイクル大手)<br>Cyclic Materials(カナダ・2021年設立) 対象 電子廃棄物由来のレアアースおよび重要鉱物 拠点 カリフォルニア州フレズノ、アリゾナ州メサ 目標 米国内最大級のレアアース回収エコシステム構築 実務への示唆
- 資源循環の高度化: 電子廃棄物から希少資源を回収する技術提携が本格化
- サプライチェーン: レアアース等の重要鉱物を国内循環させる動き
- 事業機会: 電子廃棄物処理と資源回収を組み合わせたビジネスモデルの拡大
- Circular Economy Hub発表 2026/07/31
独小売シュヴァルツグループ、プラスチック削減目標値の多くを達成。プラ使用量36%削減
ドイツ小売大手シュヴァルツグループが2018年策定のプラスチック削減戦略「REset Plastic」を2025年度末に完了し、プラスチック使用量を36%削減するなど、目標値の多くを達成した。循環経済を企業戦略の中核に据え、プラスチック削減・再生材利用・包装の再資源化可能性向上の各分野で成果を示した。
主な成果
項目 達成内容 プラスチック使用量 36%削減(基準年:不明) 再生材利用率 向上(具体的数値:不明) 包装の再資源化可能性 向上(具体的数値:不明) 背景・意義
- 資源逼迫やサプライチェーン脆弱化が進む中、プラスチックの持続的利用は欧州の安全保障に直結する課題と位置づけ
- 環境課題にとどまらず、企業戦略として循環経済を推進
- 具体的かつ測定可能な目標設定により、2025年度に顕著な成果
注: 削減率以外の具体的数値や基準年、各目標の詳細は原文では会員限定記事のため不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/30
エレン・マッカーサー財団、ブラジル・レシフェで包装廃棄物のリサイクルモデル構築に向け連邦政府と連携。新興国のモデルケースとなるか
エレン・マッカーサー財団がブラジル・レシフェ市で、包装廃棄物の回収・リサイクルシステム構築に着手。マース、ネスレ、ペプシコ、ユニリーバなど大手企業も参加し、新興国における都市規模の循環モデル確立を目指す。
概要
項目 内容 発表日 2026年7月1日 実施主体 エレン・マッカーサー財団、レシフェ市、ブラジル連邦政府 参加企業 マース、ネスレ、ペプシコ、ユニリーバ、財団Clean Rivers 対象 包装廃棄物の回収・リサイクルシステム 目的 廃棄物とプラスチック汚染への対策 スケジュールと投資規模
- 計画策定期間: 今後6か月間、地域関係者と協力して具体的計画を策定
- 想定投資額: 最大3億レアル(約95億円、1レアル=約31.5円換算)
- 実装開始: 早ければ2027年を目標
特記事項
- 発表当日、ブラジル環境・気候変動省とレシフェ市が財団と正式協定に署名
- 実現可能性の検討を経て、成功した場合に複数年での投資を呼び込む計画
- 都市規模での回収・リサイクルシステム構築を目指す
- Circular Economy Hub発表 2026/07/30
サロモン、リペアプログラムを欧州6カ国へ拡大。専門リペア拠点URCと連携
スポーツ用具ブランド「サロモン」が、4月にフランスで開始したアパレル・バッグのリペアプログラムを欧州6カ国に拡大。今後EMEA(欧州・中東・アフリカ)全域への展開を計画している。
プログラム概要
項目 内容 対象製品 アパレル、バッグ 実施地域 フランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ 開始時期 2026年4月(フランス)、その後欧州他国へ拡大 今後の計画 EMEA地域全体への展開 連携先 専門リペア拠点URC(詳細は原文に記載なし) 実務への示唆
- アパレル業界における製品寿命延長の具体例として参考になる
- 専門リペア拠点との連携モデルは、地域展開の際のヒントとなる可能性
- 段階的な地域拡大戦略(まずフランス、次に欧州主要国、最終的にEMEA全域)が特徴的
注: プログラムの具体的な利用方法、修理費用、URCの詳細については原文に情報なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/29
ルノーグループ、サーキュラーエコノミー拠点で循環型モビリティ分野のスタートアップ6社の商用化を支援
ルノーグループの子会社The Future is NEUTRAL(TFIN)が、仏パリ西方のサーキュラーエコノミー拠点「Refactory Flins」で循環型モビリティ分野のスタートアップ6社に対し、半年間の産業・戦略支援を実施。実証環境と産業知見を提供し、プロトタイプから商用化への移行を加速させた。
支援の概要
項目 内容 支援主体 The Future is NEUTRAL(TFIN、ルノーグループ子会社) 支援拠点 Refactory Flins(フラン工場、仏パリ西方) 支援対象 循環型モビリティ分野のスタートアップ6社 支援期間 半年間 支援内容 実証環境の提供、産業知見の提供、商用化支援 成果
- 6社がプロトタイプ段階から商用化への展開を加速
- 循環経済と持続可能なモビリティを実現する技術の方向性と実装可能性を提示
注: 支援を受けた6社の具体名、技術内容、商用化の具体的な進捗状況については原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/29
しまむらグループ、衣料品回収を常時化。服から服へリサイクルするスキームも構築
しまむらグループが2026年7月21日から、グループ全店舗(一部除く)で他社製品を含む衣料品の常時回収を開始。回収品は状態に応じてリユース・リサイクルに振り分け、リサイクル品は「服から服へ」再生する仕組みを構築した。
回収スキームの概要
項目 内容 開始日 2026年7月21日 対象店舗 しまむら、アベイル、バースデイ、シャンブル、ディバロ(一部店舗除く全店) 回収対象 他社製品を含む衣料品(洗濯済み) 対象外 下着、靴下、靴、カバン、帽子などの服飾雑貨、寝具類、合成皮革を含む革製品 これまでの実績 2024年から試験実施、300トン以上を回収 回収後の流れ
- 集約: ECOMMIT社の循環センターに集約
- 仕分け:
- リユース可能品 → ECOMMIT「PASSTO」経由で国内外再販売
- リサイクル品 → カイタックファミリー「MUDA ZERO」プロジェクトで糸に再生 → しまむらグループ店舗で販売(2025年度から)
特徴
- 他社製品も回収: 大手アパレルでは自社製品限定が一般的だが、しまむらは他社製も対象
- 常時受付: 来店客が買い物のついでにいつでも持ち込み可能
- 廃棄ゼロ方針の拡大: 販売商品の余剰在庫廃棄ゼロ方針を、購入後の衣料品にも適用
- Circular Economy Hub発表 2026/07/28
欧州サッカー連盟、クラブ決勝戦で「埋立廃棄物ゼロ」達成。スタジアムの装飾や看板を再生
欧州サッカー連盟、クラブ決勝戦で「埋立廃棄物ゼロ」達成
欧州サッカー連盟(UEFA)が2025/26シーズンの4つのクラブ決勝戦で、廃棄物の埋立ゼロを実現。スタジアムの装飾や看板などの資材を調達・使用・回収し、サッカーのエコシステム全体に循環させる取り組みを実施した。
主な取り組み内容
- 対象イベント: 2025/26シーズンの4つのクラブ決勝戦
- 重点施策:
- 廃棄物の削減
- 資材の調達・使用・回収の循環化
- スタジアム装飾や看板の再生利用
戦略の転換点
UEFAは、個別の取り組みから測定可能で拡張性のあるシステム移行へと前進。サステナビリティ戦略において、サッカー界全体の長期的な環境転換を支える仕組みづくりを目指している。
注: 具体的な廃棄物削減量、再生資材の種類・量、他クラブへの展開計画などの詳細は原文では不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/28
欧州委、ポータブル電池取り外し・交換義務に追加免除6カテゴリー。製品安全確保等に配慮
欧州委、ポータブル電池取り外し・交換義務に追加免除6カテゴリー。製品安全確保等に配慮
欧州委員会が2026年7月14日、EU電池規則で定められたポータブル電池の取り外し・交換義務について、適用除外となる製品カテゴリーを6つ追加する委任法を採択した。医療機器やスマートウォッチなど、製品安全確保が必要な分野への配慮が背景にある。
概要
項目 内容 採択日 2026年7月14日 対象法規 EU電池規則 内容 ポータブル電池の取り外し・交換要件の適用除外カテゴリーを追加 追加カテゴリー数 6カテゴリー 主な対象製品 医療機器、スマートウォッチなど 背景
EU電池規則では原則としてポータブル電池の取り外し・交換を義務付けているが、今回の委任法により製品安全確保などの観点から追加の適用除外が認められた。
注: 具体的な6カテゴリーの詳細、適用開始時期、既存の適用除外カテゴリーとの関係については、原文抜粋では不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/27
環境省、資源循環加速化モデル事業に大林組・クボタ・ピリカなど9事業採択
環境省が2026年7月21日、従来は再資源化が困難だった資源性廃棄物を地域内で循環させるモデル事業として、大林組・クボタ・ピリカなど9事業を採択した。複合素材や焼却灰、建設系木質廃棄物、SAF原料などを対象に、回収・選別・再資源化の実施可能性調査や実証を支援する。
採択事業の主な内容
事業者 対象廃棄物 取組内容 大林組 使用済み窓(廃ガラス・廃アルミサッシ) 建設解体現場から排出される窓の地産地消型リサイクルスキーム構築の実現可能性調査。年間50万トン超発生する廃窓ガラスの高純度回収を目指す クボタ 一般廃棄物(焼却灰) 回転式表面溶融炉による焼却灰からの金属回収「ディープリサイクル」技術を活用した全量資源化システム構築 ピリカ 海岸漂着プラスチック 西表島における漂着プラスチックの島内資源循環実証。人工芝や牡蠣パイプ由来マイクロプラスチックの「ごみの地産地消」実績を活かす MOAI 製茶廃棄物 静岡県内の茶殻を鉄媒染技術でお茶染め製品化し、染色後の廃液を農地還元するカスケード循環システム構築 旭化成メディカル 使用済みダイアライザー 医療廃棄物の資源循環 アルハイテック プラアルミ複合廃棄物 医薬関連産業由来の複合素材再資源化 諏訪広域脱炭素イノベーション協会 不明 天竜川流域松川リジェネラティブ事業 いであ 特定外来生物ナガエツルノゲイトウ 外来生物の再資源化 日本エヌ・ユー・エス 真珠養殖かご 水産資材の資源循環 事業の背景
- 公募期間: 2026年4月24日〜5月27日
- 目的: 地域で排出される資源性廃棄物を回収・選別・再資源化し、同じ
- Circular Economy Hub発表 2026/07/27
住友商事、米ITAD事業者GreenTekに出資。データセンター機器の循環利用に参入
住友商事が米国のIT機器リユース・リサイクル事業者GreenTek Solutionsに出資し、持分法適用会社化。データセンター機器を中心としたIT機器の循環利用事業に参入し、調達から回収・再流通までを一貫して担うサーキュラー型サプライチェーンの構築を目指す。
GreenTek Solutionsの概要
項目 内容 設立 2012年 本社 米国テキサス州 主要事業 データセンター機器を中心としたIT機器の回収・データ消去・再販・リサイクル 処理実績 120万台以上 特徴 国際認証取得、独自システムによるトレーサビリティ確保、米国大手企業との取引実績 背景
- データセンター需要の拡大: AIやクラウド普及により世界的にデータセンターが新設・増強
- 更新サイクルの短期化: サーバーやストレージなどの機器更新が加速し、使用済み機器の適切な処理・再利用ニーズが急増
- 電子廃棄物の増加: 2022年に世界で620億kgの電子廃棄物が発生(2010年比約1.8倍)。2030年には820億kgまで増加見込み。一方、適正にリサイクルされているのは22.3%のみ(国連訓練調査研究所・国際電気通信連合調査)
今後の展開
- GreenTekの事業拡大を支援し、同社のノウハウ・サービス基盤を活用
- 米国事業基盤を足掛かりに、日本を含むグローバル展開を視野
- IT機器のライフサイクル全体における価値最大化を図る新規ビジネスを創出
- Circular Economy Hub発表 2026/07/24
英共同基金、軟包装の研究プロジェクト開始。2030年に40万トンの循環を目指す
英国の消費財メーカー15社が参画する共同基金Flexible Plastic Fund(FPF)が、軟包装の循環移行を加速する研究イニシアチブ「FlexCircular」を開始。2030年までに40万トンの軟包装循環を目指す。
プロジェクト概要
項目 内容 イニシアチブ名 FlexCircular 主催 Flexible Plastic Fund(FPF) 目標 2030年までに軟包装40万トンの循環 参画企業 英国の消費財メーカー15社 運営 環境サービス事業の英Ecosurety FPFについて
- 設立年: 2021年
- 創設メンバー: ユニリーバ、ネスレ、ペプシコ、マースUK、米Mondelēz Internationalの5社
- 目的: 軟包装リサイクルの迅速化
英国では軟包装が循環型経済への移行における重要課題の一つとなっており、FlexCircularは研究を通じて技術開発やリサイクルシステムの構築を推進する。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/23
高品質な再資源生産を目指すSATOとリサイクル・ナカダイ社が協業。独展示会で何を感じたか?
要約
自動認識技術のサトーと、リサイクル事業のナカダイが、高品質な再生材生産とトレーサビリティ確保を目指して協業を開始。両社は精緻解体とDPP(デジタルプロダクトパスポート)のPoCを実施し、欧州市場への展開を視野に入れている。2026年5月にミュンヘンで開催された環境技術展示会IFATを視察し、循環経済における上流(製造)と下流(リサイクル)の連携モデルを模索した。
協業の背景
- サトー: バーコード・ICタグなどの自動認識技術を提供するメーカー。拡大生産者責任(EPR)の観点から、自社製品(BtoB)の資源循環を模索
- ナカダイ: 約90年の歴史を持つリサイクル企業。廃棄物を「素材」として捉え、高度な資源循環業へ事業を転換
両社は「質の高い資源循環」という共通ビジョンを確認し、協業に至った。
取り組み内容
項目 内容 実施内容 ナカダイの精緻解体※とDPPのPoC(概念実証) 目標市場 欧州(ESPR下でDPPが義務化される製品群を対象) 視察活動 2026年5月、ミュンヘンのIFAT(世界最大級の環境技術展示会)を視察 ※精緻解体の定義: 電気・電子廃棄物リサイクルにおける事前選別・事前解体により、資源価値の高い部品や素材を取り出す工程
循環経済における協業の意義
- 循環経済への移行は単一企業では困難であり、上流(製造)と下流(リサイクル)の連携が不可欠
- EUでは拡大生産者責任が強化され、生産者は製品ライフサイクル全体に責任を持つ必要がある
- サトーはプリンター・ラベル生産者として、ナカダイのリサイクル専門知識を活用し、質の高い再生材生産を目指す
- Circular Economy Hub発表 2026/07/23
アイルランド、次期食品廃棄防止ロードマップの意見公募開始。循環経済戦略の重点分野
アイルランド政府が2026年7月10日、次期「国家食品廃棄防止ロードマップ(2026-2028)」策定に向けた意見公募を開始。EUの改正廃棄物枠組み指令が2030年までに法的拘束力を持つ食品廃棄削減目標を導入したことを受け、国内計画の整備を急いでいる。
背景
- EU指令への対応: 改正廃棄物枠組み指令で2030年までの食品廃棄削減目標が法的拘束力を持つ
- 国内計画の整備: 同国はこれに対応する国内計画の策定を急ぐ必要がある
意見公募の概要
項目 内容 対象計画 国家食品廃棄防止ロードマップ(2026-2028) 公募開始日 2026年7月10日 目的 次期ロードマップ策定に向けた意見収集 期限 不明 ※ 本記事は会員限定記事のため、詳細な公募条件・提出方法・対象者などの情報は原文から確認できません。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/22
蒲郡市、サーキュラーエコノミー事業支援プログラムの募集開始。市外事業者も対象
愛知県蒲郡市が、創業期から社会実装段階まで幅広い事業者を対象とするサーキュラーエコノミー支援プログラムを開始。市外事業者も条件付きで応募可能で、最大100万円の補助金とメンタリング等の伴走支援を提供する。
プログラム概要
項目 内容 募集期間 2025年7月13日〜8月21日 17:00 審査日 2025年9月10日(オンライン面談審査) 対象分野 食、健康、消費、観光、交通、教育、ものづくりの7領域 応募資格 市内事業者/市外事業者(市内事業者との連携または市内実施が条件) コース別支援内容
事業基盤構築コース
- 対象: 創業前後・事業転換を検討する事業者
- 採択予定: 5者程度
- 補助金: 上限20万円(税込)
- 支援内容:
- インキュベーションプログラム(全5回)
- フィールドワーク(各者1回以上)
- 有識者メンタリング(3回)
- コンソーシアム会員・過去採択者との交流機会
事業拡大コース
- 対象: 社会実装を目指す段階の事業者
- 採択予定: 3者程度
- 補助金: 総額250万円(採択状況により交付額変動あり)
- 支援内容:
- 実証計画の策定支援
- 個別ニーズ対応メンタリング
背景: 蒲郡市は2022年度からサーキュラーシティを標榜し、3年間で14件の実証実験を実施。今回のプログラムはその成果を踏まえ、イノベーション創出と社会実装加速を目的に設計された。応募多数の場合は書類審査を先行実施する。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/22
家庭ごみの軟質プラスチックから高品質フィルム製造可能。AEPW報告書
家庭ごみの軟質プラスチックから高品質フィルム製造可能。AEPW報告書
廃棄プラスチック問題に取り組むAlliance to End Plastic Waste(AEPW)が、家庭ごみとして排出される軟質プラスチック廃棄物から高品質フィルムを製造できることを実証。年間5万トン規模の高度メカニカルリサイクル(AMR)工場の技術的・経済的評価を示し、EUの2030年再生材含有率35%目標達成に向けた実践的指針を提供した。
プロジェクト概要
項目 内容 報告書名 The Quest for Quality 実施主体 AEPW、CEFLEX(欧州循環型包装コンソーシアム)、Roland Berger(独)、HTP Engineering(オーストリア) 実施期間 2022年〜 評価対象 年間5万トン規模の高度メカニカルリサイクル(AMR)工場 目的 EUの包装・包装廃棄物規則(PPWR)が求める2030年までの再生材含有率35%達成支援 背景と意義
- 軟質プラスチックは世界のプラスチック包装の半分以上を占めるが、循環化が困難な分野
- 高品質フィルム製造の実現可能性を示すことで、軟質プラ包装の循環性向上に道筋
- 価値連鎖全体の連携と政策的支援を通じた商業規模での循環化加速の必要性を強調
- Circular Economy Hub発表 2026/07/22
地域で廃棄物を地域資源へ。北欧プロジェクト、EV電池・有機物・プラ再資源化で成果を創出
フィンランドVTT技術研究センター主導のTREASoURcEプロジェクトが、北欧地域で廃棄物を地域資源へ転換する循環型バリューチェーンを構築。EV電池、有機廃棄物、リサイクル困難なプラスチック(多層フィルム・複合材)を対象に、廃棄物が少量で分散する北欧特有の地域特性に対応したモデルを実現した。
プロジェクト概要
項目 内容 主導機関 VTT技術研究センター(フィンランド公的研究機関) 構成 欧州7か国・15パートナー 資金 EU資金 対象地域 北欧、バルト三国など周辺地域へ拡大中 再資源化対象
- EV電池
- 有機廃棄物
- リサイクル困難なプラスチック(多層フィルム・複合材)
成果
- 地域経済への貢献
- 環境負荷削減
- 消費抑制
- 化石燃料依存の低減
- 温室効果ガス削減
廃棄物が少量で分散する地域に適した循環型の仕組みとして、周辺地域への展開も進んでいる。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/22
清涼飲料5社、納品時の賞味期限緩和に向けた取り組みを開始。セブンイレブンなど流通企業と連携
清涼飲料5社が、納品時の製造ロット逆転を一定範囲で許容する取り組みを2026年7月から開始。セブンイレブンとサミットが賛同し、物流負荷と食品ロスの双方削減を目指す。
取り組みの概要
項目 内容 参加企業(製造) アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、サントリービバレッジ&フード 参加企業(流通) セブンイレブン・ジャパン(7月中旬開始)、サミット(7月下旬から実証実験) 対象商品 清涼飲料 主な内容 従来の納品期限内で製造ロットの逆転を一定範囲で許容 背景 物流の2024年問題、食品ロス削減 消費者調査の結果
- 賞味期限を気にする割合: 精肉・牛乳など日配品で約6〜8割、加工食品では約1〜2割
- ペットボトル飲料: 賞味期限表示義務のないアイスクリームと同程度
- 購買意向: 店頭で1か月の賞味期限逆転があっても約9割が購入すると回答
今後の展開
- 農林水産省など関係省庁や異業種の物流研究会と意見交換
- 賛同する流通企業との連携拡大を推進
- 納品期限・販売期限は維持したまま運用
注: 2024年11月発足の「社会課題対応研究会」が2025年11月に発表した5テーマの一つとして実施。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/21
ECOMMIT・伊藤忠商事、タイ流通大手ICCとアジアにおける資源循環インフラ構築へ
タイの流通大手ICC、日本のECOMMIT、伊藤忠商事の3社が、タイを起点としたアジアの資源循環インフラ構築に向けた覚書を締結。ICCの約1,100店舗を回収拠点に、衣料品・生活雑貨の回収からリユース・リサイクルまで一貫した循環スキームを構築する。
事業スキームの概要
項目 内容 参画企業 ICC International(タイ・サハグループ)、ECOMMIT、伊藤忠商事 今後の展開 共同で実証実験・事業化調査を実施後、合弁会社設立も視野 対象地域 タイ国内を起点にアジア展開 検討中の3つの事業
-
全国回収ネットワーク構築
ICCの直営小売店舗約1,100店を回収拠点に、ECOMMITの「PASSTO」を展開し一般消費者から衣料品・生活雑貨を回収 -
アパレルブランド向け支援サービス
タイ国内ブランドを対象に、回収・選別・リユース・リサイクルを一貫支援 -
リユース販売とリサイクル推進
- タイ国内でリユース品販売
- 伊藤忠の再生ポリエステル「RENU」などを活用
- タイ主要産業の自動車向けに再生コットン・未加工繊維を供給
- 回収品・リサイクル製品の海外展開
背景
タイ政府は2021年に「BCG経済モデル」を国家アジェンダに位置付け、循環経済は2030年までにGDPの1%相当(2000億バーツ)の経済貢献が見込まれる。三菱電機・CPグループ、パナソニックエナジー・CP Allなど、日系企業とタイ財閥系企業の協業事例が増加している。
-
- Circular Economy Hub発表 2026/07/21
プラケミカルリサイクルの規格化プラントで地産地消型配置をねらう。ネステら3社
テクニップエナジーズ(仏)、アルテラ(米)、ネステ(フィンランド)の3社が、廃プラスチックのケミカルリサイクルを地域分散型で展開する産業向けソリューション「Nerea™」の商用提供を開始した。規格化プラントにより、地産地消型の配置を目指す。
概要
項目 内容 発表日 2026年7月21日 ソリューション名 Nerea™ 参画企業 テクニップエナジーズ(エンジニアリング)<br>アルテラ(熱化学液化技術)<br>ネステ(石油精製・再生可能燃料) 目的 プラスチック廃棄物のケミカルリサイクルプロジェクト展開の加速 特徴 規格化プラントによる地産地消型配置 技術的背景
- アルテラの技術: 廃プラスチックを分解する熱化学液化技術を保有
- ネステの役割: 石油精製・再生可能燃料分野での知見を提供
- テクニップエナジーズの役割: エンジニアリング大手としてプラント設計・構築を担当
規格化されたプラントを各地に配置することで、廃プラスチックの長距離輸送を減らし、地域内で処理・再資源化する循環型モデルの構築を狙う。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/17
「加速」よりも「適速」で事業をつくりたい人へ。鎌倉サーキュラーアワードが募集開始
鎌倉市が主催する「鎌倉サーキュラーアワード」が3回目の募集を開始。今年は対象エリアを三浦半島全体に拡大し、テーマも資源循環に加えて「ネイチャーポジティブ」「ワンヘルス」まで広げ、地域に根差した循環共生型ビジネスの創出を目指す。
アワード概要
3つの部門構成
- 市民部門
- スタートアップ部門(今年から大幅進化)
- 事業者部門
スタートアップ部門の新形式
- 地域連携部門(Type 1): 三浦半島の地元企業が抱える課題解決に取り組む
- 自由応募部門(Type 2): 独自視点で三浦半島に根差した事業プランを募集
応募条件・特典
項目 内容 応募資格 年齢・所在地・法人格不問、鎌倉市外からも可 新設特別賞 Under18・Under25・Under35 各特別賞 対象テーマ 資源循環、ネイチャーポジティブ、ワンヘルス 昨年度(2024年)受賞事例
- 金賞: 株式会社SlowFast(子ども靴の回収・リユース事業)
- 銀賞: 日本バイオリファイナリー株式会社(間伐竹の利活用)
- 銅賞: 合同会社クアッガ(湘南地域の食品ロス削減アプリ「トリニコ」)
※いずれも構想段階を超えて実装まで進んでいる点が特徴
背景: 鎌倉市は人口10万〜50万人の中都市で7年連続リサイクル率全国No.1(令和6年度:59.8%)を達成。ゼロウェイスト政策を掲げる循環型まちづくりの先進都市として、地域に根差した持続可能なビジネスの育成を目指している。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/17
米ニューヨーク州の包装材EPR法案、2026年も成立せず。産業界と環境団体が対立
米ニューヨーク州の包装材EPR法案、3年連続で下院審議未了
ニューヨーク州議会は2026年6月上旬、包装廃棄物削減とリサイクルインフラ整備を目的とした「包装削減・リサイクルインフラ整備法(PRRIA)」を採決せず会期を終了。上院通過後、下院で本会議採決に至らず審議未了となった。2024年・2025年に続き3年連続で同じパターンでの行き詰まりとなり、産業界と環境団体の対立が背景にあるとみられる。
法案の状況
項目 内容 法案名 包装削減・リサイクルインフラ整備法(PRRIA) 目的 包装廃棄物の削減、リサイクルインフラの整備 上院 通過 下院 本会議採決に付されず審議未了 過去の経緯 2024年・2025年も同様に上院通過後、下院で行き詰まり 背景
- 産業界(AF&PA、FPA等)と環境団体(Beyond Plastics等)の対立が継続
- EPR(拡大生産者責任)制度導入をめぐる利害対立が法案成立を阻んでいる可能性
注: 抜粋が会員限定記事の冒頭部分のため、対立の具体的内容や法案の詳細条項については不明
- Circular Economy Hub発表 2026/07/16
仏裁判所、ボルヴィックの「100%リサイクル」表示に違法判決。ボルヴィックは控訴の方針
フランスの裁判所が、ダノン傘下のボルヴィックによる「100%リサイクル可能」「100%リサイクル素材」「カーボンニュートラル」などの表示を違法と判断。ボトルのラベルに使われるインクや接着剤はリサイクルできず、実際にすべてがリサイクルされる保証もないため、消費者を誤認させると認定された。
判決の概要
項目 内容 判決日 2026年6月23日 裁判所 パリ裁判所 原告 フランス消費者団体CLCV 被告 ボルヴィック(ダノン傘下) 損害賠償額 75,000ユーロ + 訴訟費用1万ユーロ その他命令 判決内容を公式サイトに6ヶ月間掲載 違法と認定された表示と理由
- 「100%リサイクル素材」: ラベルのインクや接着剤はリサイクル不可能で、事実に反する
- 「100%リサイクル可能」: 廃棄後に実際にリサイクルされる保証がない
- 「カーボンニュートラル」: 炭素吸収プロジェクトの効果予測が困難で信頼性に乏しい
背景と業界動向
欧州消費者団体連合(BEUC)加盟13カ国15団体が2023年11月、コカ・コーラ、ダノン、ネスレなど主要飲料メーカーのリサイクル表示についてEU当局に苦情を申し立て。ネスレは2026年3月に表示使用を取りやめ、コカ・コーラも2025年に一部見直しを約束している。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/16
埼玉県、既存の産業団地を核としたサーキュラーエコノミー推進を展開。7月28日説明会開催
埼玉県が、県内の産業団地を拠点に複数企業が連携してサーキュラーエコノミーに取り組むプログラムを開始。企業グループを10以上組成し、事業化に向けた伴走支援を行う。
事業の流れ
- 産業団地の情報整理 → 団地規模・立地企業の特徴を整理
- 事前説明会の実施 → 対象産業団地への周知
- 意向調査 → 伴走支援対象の候補選定
- 企業グループ組成 → 同一産業団地内の複数企業でグループ化
- 伴走支援 → 事業化に向けた支援(団地内外の企業連携を含む)
- 成果検証・分析 → 他事例への応用可能性を含めて評価
グループ組成の方針
- 目標数: 10グループ以上
- 基本ルール: 1団地につき1グループ
- 選定方針: 課題・ニーズ・地域などの属性が偏らないよう配慮
説明会
項目 内容 日時 2026年7月28日(火)13:30〜14:30 会場 渋沢MIX + ウェビナー(ハイブリッド形式) 対象 企業 埼玉県は県内総生産・製造品出荷額で全国上位の産業集積県であり、食品製造業や自動車関連など多様な業種の産業団地を多数抱える。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/16
リチウム精製のCO2排出半減。蘭Nobianら、循環型・低炭素プロセスのパイロット事業を開始
オランダの化学メーカーNobianらが、電池グレードのリチウムを従来比でエネルギー消費・CO2排出を約50%削減して精製する技術の実証を開始。地熱由来の塩水や使用済み電池からのリチウム回収と精製を一体化し、欧州の循環型バリューチェーン構築を目指す。
プロジェクト概要
項目 内容 実施主体 LiSAコンソーシアム(Nobian主導、Back to Battery、トゥエンテ大学、Demcon Suster参加) 期間 3年間 総事業費 360万ユーロ(官民合計) 助成金 200万ユーロ(オランダ政府TKI Energyプログラム) 調整機関 ISPT(オランダの産学連携型技術革新推進機構) 技術の特徴
- 手法: 電気化学と塩を利用した結晶化を組み合わせた特許技術
- 原料: 地熱由来の塩水、使用済み電池からの塩化リチウム溶液
- 工程: 苛性ソーダを加え2段階の結晶化で水酸化リチウムと塩化ナトリウムに分離。塩化ナトリウムは苛性ソーダの原料として再利用され循環
- 削減効果: エネルギー消費・CO2排出を各約50%削減、水使用量・廃棄物も抑制
パイロット事業の検証内容
- 地熱由来・リサイクル由来など異なる原料での試験
- 工程条件の最適化
- リサイクル原料に含まれる不純物の管理手法
- Circular Economy Hub発表 2026/07/15
包装EPR、リサイクル実績の鍵は、拠出金のモジュレーション設計。欧州包装材団体、4本の指針提示
欧州27カ国の包装EPR制度を横断分析した結果、制度設計の違い(特に拠出金のモジュレーション)が、加盟国間のリサイクル実績の差を生んでいることが明らかになった。最高のベルギー(79.7%)と最低のルーマニア(37.3%)の間には40ポイント以上の開きがあり、この差は10年間縮まっていない。
調査概要
項目 内容 実施主体 欧州包装材業界団体EUROPEN(委託先:ヴェオリア傘下CIRCPACK) 対象 EU加盟27カ国のEPR制度 報告書名 "EPR system performance in the European Union" 詳細事例研究 ベルギー、イタリア、スペイン、ドイツ、ハンガリーの5カ国 主要データ(2023年)
- 包装廃棄物発生量: 7,970万トン(1人当たり177.8kg)
- EU全体リサイクル率: 64.1%
- 国別リサイクル率の差: 最大42.4ポイント(ベルギー79.7% vs ルーマニア37.3%)
分析手法
- EU統計局2023年報告データ
- 各国生産者責任組織(PRO)の財務・運用報告
- 各国廃棄物登録データ
- CIRCPACK独自の家庭系包装13分類の品目別リサイクル率データセット
- ヴェオリアの実運用データ(一部)
報告書が示した主要論点: 4点(具体的内容は原文で不明)