国内事例
全国のサーキュラーエコノミー実践事例を、CE専門メディアの公式RSSから自動収集しています。各記事の著作権は出典元に帰属します。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/15
中国、循環経済産業を2030年までに1.2兆ドル規模へ。新5カ年規画を発表
中国が2030年までに循環経済産業を1.2兆ドル規模に拡大する目標を掲げた新5カ年規画を発表。国家発展改革委員会(NDRC)が「循環経済発展に関する第15次5カ年規画(2026〜2030年)」の内容を明らかにした。
規画の概要
項目 内容 規画名称 循環経済発展に関する第15次5カ年規画 対象期間 2026年〜2030年 目標産業規模 1.2兆ドル(2030年まで) 策定機関 中国国家発展改革委員会(NDRC) 前回規画 第14次5カ年規画(2021年発表) 背景
- 中国政府は循環経済を国家戦略として位置づけ、カーボンニュートラル・カーボンピークアウト目標の達成に向けた重要施策として推進
- 前回の第14次5カ年規画に続く継続的な取り組み
注記: 原文は会員限定記事のため、具体的な施策内容・数値目標・実施スケジュール等の詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/15
環境省、地域の資源循環促進支援事業の採択結果を発表。自治体CE診断26件・実証事業19件
環境省が2026年7月10日、令和8年度の地域資源循環促進支援事業の採択結果を発表。自治体によるCE診断・ビジョン作成26件、事業者による循環型ビジネス実証19件の計45件が採択された。
採択結果概要
事業区分 1年目 2年目 合計 自治体CE診断・ビジョン作成 15件 11件 26件 循環型ビジネスモデル実証事業 14件 5件 19件 公募期間: 2026年4月13日〜5月29日
審査体制: 有識者5名による審査会主な採択事例
自治体CE診断・ビジョン作成(1年目)
- 単独自治体: 山形県新庄市、福島県伊達市、三重県伊賀市、大分県大分市など
- 広域連携: 静岡市・南あわじ市・黒潮町・唐津市、瀬戸市・尾張旭市・長久手市など
自治体CE診断・ビジョン作成(2年目)
- 鹿児島県: 喜界町が採択
- その他、米沢市・飯豊町連携、鹿嶋市、鹿沼市、沼田市、上越市、恵那市、岩倉市、豊中市、海士町、三原市
循環型ビジネスモデル実証事業(1年目)
- 秋田県大館市: 耕作放棄地での早生桐栽培によるバイオマス発電
- 東京都台東区: コーヒーかす・調理くず活用の都市型循環「KURAMAEモデル」
- 京都府亀岡市: 小型家電の解体・分別による資源循環
- 和歌山県すさみ町: 水産加工残渣を活用した藻場再生・ブルーカーボン推進
循環型ビジネスモデル実証事業(2年目)
青森県弘前市、栃木県那須塩原市、福井県、長野県諏訪市、広島県福山市の5件
- Circular Economy Hub発表 2026/07/15
【7/30オンライン開催】Refuturing: Stewardship サーキュラーエコノミーは未来をどう預かれるか?循環・充足・脱成長から読み解く欧州最前線
欧州のサーキュラーエコノミー最前線から「成長を前提としない社会」を考えるオンライン対話イベント
デンマークのデザインフェスと中東欧の脱成長会議、2つの現場を通じて、「循環させれば成長を続けてよいのか」という根本的な問いを探る。
イベント概要
項目 内容 日時 2026年7月30日(オンライン開催) テーマ Stewardship(スチュワードシップ):サーキュラーエコノミーは未来をどう預かれるか 対象 不明 費用 不明
取り上げる2つの現場
1. 3daysofdesign(コペンハーゲン、2026年6月)
- テーマ:「Make This Moment Matter(いま、この瞬間に価値を宿す)」
- 見えてきたもの:「より多くつくる」から「意味あるものを残す」への転換。長く使われる家具、素材への責任、修理、クラフトなど、未来世代に資源や空間をよりよい状態で手渡すStewardshipの姿勢
2. 中東欧脱成長会議(クラクフ、2026年6月)
- テーマ:「Degrowth: bridging green and just in Central and Eastern Europe」
- 議論の焦点:生活費上昇・格差・環境悪化・ウクライナ戦争の影響下で、グリーン移行と社会的公正をどう両立するか
- 脱成長の意味:経済を小さくすることではなく、「何を減らし、何を増やすか」を社会が民主的に選び直す問い
問いの核心
サーキュラーエコノミーは成長を続けるための新エンジンか、それとも成長前提の社会を問い直す入口か?
- サーキュラーエコノミー:資源をどう循環させるか
- サフィシエンシー(充足性):その需要は本当に必要なのか
- 脱成長:何を増やし減らすかを、誰がどう決めるのか
IDEAS FOR GOOD編集部が現地で見た2つの実践から、未来世代や生態系から「何を預かっているか」「何を十分とするか」を考える対話の場。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/14
2027年末までに欧州431都市で義務化へ。車両規制と自転車活用を促す、欧州委の新都市モビリティ計画ガイドライン
欧州委員会が「持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)ガイドライン」第3版を公表。2027年末までに欧州431都市で計画策定が義務化される見通し
欧州委員会は、2013年の初版、2019年の第2版に続き、「持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)ガイドライン」の第3版を公表した。今回の改訂では、欧州各地で蓄積されたSUMPの実践事例を踏まえ、近年の政策動向を反映して内容を見直している。
主なポイント
- 対象都市: 欧州431都市(2027年末までに義務化予定)
- 改訂の背景: 2013年初版、2019年第2版に続く第3版。実践事例の蓄積と近年の政策動向を反映
- 計画の方向性: 車両規制と自転車活用の促進を含む持続可能な都市モビリティの実現
関連政策
本ガイドラインは、EUの「持続可能なスマートモビリティ戦略」および欧州横断交通ネットワーク(TEN-T)政策と連動している。
注: 本記事は会員限定記事のため、詳細な計画内容・具体的な規制措置・義務化の法的根拠などは原文抜粋から確認できない。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/14
ダイキン工業と伊藤忠商事、業務用空調機の水平リサイクル事業で包括的提携。法認定取得へ
ダイキン工業と伊藤忠商事が、業務用空調機の回収から再資材化・製品化まで一貫管理する水平リサイクル事業で提携し、再資源化事業等高度化法の認定取得を目指す。両社の技術・ネットワークを組み合わせ、金属・プラスチック・電子部品・フロン類など多様な素材を順次リサイクル対象に加える。
提携の背景
- 業務用空調分野で水平リサイクルの重要性が高まる一方、品質評価・トレーサビリティを含むサプライチェーン全体の管理体制構築が課題
- ダイキンの製品技術・品質保証と、伊藤忠のリサイクル知見・ネットワーク・データ管理力を統合
取組内容
項目 内容 管理範囲 回収・解体・選別・冷媒回収・品質評価・再資材化・製品化まで全工程を一貫管理 対象素材 金属(鉄・銅・アルミ・レアアース等)、プラスチック、電子部品、フロン類を順次拡大 体制構築 物流・データ管理・法令適合・顧客連携を包括し、制度認定を取得 展開計画 国内で実装・法認定取得後、段階的に全国展開 役割分担
ダイキングループ
再生材の性状・性能評価、生産工程設計、受入基準作成・検査、回収・保守網活用、再生材利用製品の企画・販売・PR伊藤忠商事グループ
再資源化事業等高度化法類型①の認定取得・更新支援、全国リサイクルネットワーク構築、物流・収集運搬手配、トレーサビリティ体制構築、再資源化率・CO2削減量算定基盤の構築・運用参考情報
- 環境省公開の認定状況(2026年4月30日時点):高度再資源化事業(類型①)は2件、高度分離・回収事業(類型②)は1件のみ
- ダイキンは過去に再生アルミ熱交換器の量産化(2025年9月)、レアアース磁石リサイクル協創(2026年4月)を発表済み
- 参画企業:伊藤忠メタルズ、ウイングアーク1st、
- Circular Economy Hub発表 2026/07/13
英国、重要鉱物プロジェクトに100億円投資。供給源の多様化と国内生産力の向上を加速
英国政府が重要鉱物の国内産業強化に向けて約100億円を投資すると発表。世界的なサプライチェーンの地域集中によるリスクに対応し、供給源の多様化と国内生産力の向上を目指す。
背景
- 世界の鉱物サプライチェーンは特定地域・企業に集中
- 地政学的緊張や自然災害による供給途絶の懸念が高まっている
- 英国は輸入依存を低減し、経済のレジリエンス向上を図る
投資の目的
- 供給源の多様化
- 国内生産力の向上
- 重要鉱物産業の強化
注: 記事本文は会員限定のため、投資の具体的な対象プロジェクト、実施時期、配分方法などの詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/10
2024年度の食品ロス量、前年度比3万トン減少。事業系は外食需要回復などで増加
2024年度の国内食品ロス量は約461万トンで、前年度比3万トン減少した。ただし家庭系は約224万トン(前年度比9万トン減)、事業系は約237万トン(同6万トン増)と明暗が分かれた。事業系の増加は外食需要の回復が主因とみられる。
食品ロス量の推移
年度 全体 家庭系 事業系 2012年度 約643万トン 不明 不明 2019年度 約570万トン 不明 不明 2023年度 約464万トン 約233万トン 約231万トン 2024年度 約461万トン 約224万トン 約237万トン 事業系食品ロスの内訳(2024年度)
- 外食産業: 約70万トン(前年度約66万トンから増加)
- 外食需要回復に伴う利用増加が影響
国の削減目標(2030年度)
- 家庭系: 2000年度比で半減(2030年を待たず早期達成を目指す)
- 事業系: 2000年度比で60%削減
削減に寄与した取り組み
- 食品流通における「1/3ルール」の見直し(納品期限の緩和)
- 食品事業者による需要予測・発注管理の高度化
- 消費者の食品ロス削減への意識向上
環境省は食品ロス削減を循環経済・ネットゼロ実現の重要課題と位置づけ、「デコ活」の主要アクションとして「mottECO」導入支援や食品廃棄ゼロエリア創出などを展開している。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/09
アマダ、東京製鐵、エンビプロ、産業機械の高品質クローズドループとCO2可視化への取り組み開始
アマダ・エンビプロHD・東京製鐵の3社が2026年6月より、使用済み板金加工機械を高品質な鉄スクラップに再資源化し、電炉鋼材として再びアマダ製品へ戻すクローズドループを本格開始した。
- 役割分担: アマダが回収 → エンビプロが解体・選別 → 東京製鐵が電気炉製鋼 → アマダの製品製造へ
- 初年度取扱量: 年間約1,000トン(鉄資源)を見込む
- 対象地域: 首都圏・東海地域から開始
- CO2削減: 電炉の生産1トン当たりCO2排出量は高炉の約5分の1以下
どの機械がどこで資源に生まれ変わったかのトレーサビリティ確保と、削減CO2排出量の見える化まで踏み込む点が特徴。メーカー・リサイクル会社・製鋼会社による動静脈連携の実例。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/09
EUと中国の環境政策対話、COP17見据え連携。停滞するプラスチック条約交渉も議題に
EUと中国が2026年6月23日、ブリュッセルで第11回環境政策対話を開催し、生物多様性・プラスチック汚染・化学物質規制での協力を確認した。今年後半の重要国際会議を前に両者の立場をすり合わせる狙い。
- プラスチック条約: ライフサイクル全体を対象とする法的拘束力ある国際文書の交渉前進を再確認。交渉は2025年8月のジュネーブ会合で決裂しており、2026年末〜2027年初の本会合再開に向けたロードマップが示されている
- 生物多様性: 2026年10月のCOP17(アルメニア・エレバン)でGBF実施状況の初の世界的進捗レビューを予定
- 資金: 生物多様性保全の公的資金には年間370億ユーロの不足があり、ネイチャークレジット等を補完策と位置づけ
- PFAS等の有害化学物質規制も議題
- Circular Economy Hub発表 2026/07/09
環境省、プラスチック資源循環の先進事業に8件採択。カインズや清水建設など建設・小売分野で実証拡大
環境省が令和8年度「プラスチック資源循環に関する先進的社会実装モデル形成支援事業」の採択8件を2026年6月25日に公表。建設・小売など従来分別が難しかった分野の実証が広がる。
項目 内容 公募期間 令和8年4月14日〜5月18日 採択件数 8件(令和7年度も8件採択) 主な採択事業:
- カインズ×掛川市: 店舗回収の大型製品プラにAI判定・無人受付システムを導入
- 資源循環システムズ: 建設現場の廃プラをAI分別支援〜再生材利用先確保まで一貫実証
- 清水建設: 現場ごとの分別状況に応じ高品質ペレットを製造する再資源化施設の実証
背景には2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制する国の戦略目標がある。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/08
リサイクルしても使い道がない——欧州プラスチック包装、品質と市場整備が急務。欧州業界団体の報告書が警告
プラスチック軟包装の循環経済を推進する欧州業界団体CEFLEXが2026年5月、リサイクル材活用に関する報告書「Secondary Applications for Recycled Content」を公表した。
- バージンプラスチック価格の高騰でリサイクル材の競争力が一時的に高まっているが、市場変動次第で需要が消える不安定さを警告
- EUが2030年・2035年に義務付けるリサイクル率目標の達成に向け、品質確保と市場整備など構造的な対策・広範な対応を業界に要求
※出典元の続きは会員限定のため、要約は公開部分に基づく。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/08
イオンと野村不動産HD、住まいを起点に資源循環。千葉のマンションで住民参加の資源循環を実証
イオンと野村不動産HDが2026年6月30日、サーキュラーエコノミー推進の連携協定を締結。マンションや商業施設を拠点に、住民が日常生活で資源循環に参加できる仕組みを共同構築する。
- 連携4事項: ペットボトル水平リサイクル等のモデルづくり/環境教育による住民の巻き込み/住民の行動変容の研究/その他CE実現に必要な取り組み全般
- 先行事例: 千葉市「西千葉レジデンスアベニュー」(総戸数512戸、2026年10月頃竣工予定)のマンション内にペットボトル自動回収機を設置し、回収量に応じてWAONポイントを付与
- 回収資源はイオンの循環スキームでトップバリュ商品へ再生
- イオンは2030年までに使い捨てプラ使用量を2018年比で半減する目標を掲げる
自治体でなく大手デベロッパーと組み、生活の場を起点にした資源循環モデルを作る点が特徴。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/08
DOWAエコシステム、使用済みリチウムイオン電池からリチウム・ニッケル・コバルトの一貫回収プロセスを確立
DOWAエコシステムが2026年6月30日、使用済みリチウムイオン電池由来のブラックマスからニッケル・コバルト硫酸塩を回収する新プロセスを開発したと発表。既存の炭酸リチウム回収と合わせ、主要レアメタル3種(リチウム・ニッケル・コバルト)すべての一貫回収が可能になった。
- グループ会社DOWAエレクトロニクスの精製技術と自社のブラックマス回収技術を組み合わせて確立、特許申請中
- 回収したニッケル・コバルト硫酸塩は正極材メーカーへのサンプル供給・性能評価を実施中
規制面の背景:
- 欧州電池規則: コバルト・ニッケル・銅の回収率を2027年末90%→2031年末95%、リチウムは50%→80%に。2031年以降は再生材料の含有義務も
- 国内: 2026年4月施行の改正資源有効利用促進法でモバイルバッテリー等が指定再資源化製品に追加
- Circular Economy Hub発表 2026/07/07
第一三共ヘルスケアとJFEエンジニアリング、使用済み薬包装材から化学品原料の合成ガスの生成に成功。ケミカルリサイクル確立を目指す
第一三共ヘルスケアとJFEエンジニアリングが2026年6月18日、錠剤の「おくすりシート」(PTP包装)を含む使用済みプラスチックから、化学品原料となる合成ガス(CO・CO2・H2)の生成実証に成功したと発表した。
- おくすりシートはプラスチックとアルミの複合資材で素材分離が難しく、従来はマテリアルリサイクルか焼却・熱回収が中心だった
- JFEエンジニアリングの廃棄物ガス化技術「C-PhoeniX Process®」を適用。同技術は2024年2月にNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択
- 回収実績: 2022年10月に回収開始、拠点は薬局・病院など100カ所以上、2026年5月末時点で約20トン(約2,000万枚相当)
- 合成ガスはプラスチックやSAFの原料、水素源として活用可能
将来的には、おくすりシートからおくすりシートへの水平リサイクルの可能性も示された。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/07
韓国政府、循環経済推進に向け16社・団体と協約締結。CE国家戦略の一環
韓国の気候エネルギー環境省が2026年6月19日、循環経済の先導企業・工業団地として初めて指定した16社・団体および韓国環境公団と業務協約を締結した。
- 指定対象は電気・電子、半導体素材、鉄鋼、食品など主要業種の企業・グループ計16社・団体
- 中東情勢による資源供給網の不安定化を受け、輸入原料を国内の廃棄物由来再生原料へ置き換え
- 従来焼却・埋め立てされてきた廃棄物の有効活用を官民連携で加速
CE国家戦略の一環として位置づけられる。※出典元の続きは会員限定のため、要約は公開部分に基づく。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/07
三菱総合研究所、経産省委託の資源循環実証が完了。大都市・地方・中小で浮き彫りになった4つの共通課題
三菱総合研究所が経産省委託「令和7年度 広域自治体における資源循環システム構築の実証事業」を完了(2026年6月23日発表)。大都市圏・地方都市・中小地域の3類型で資源循環モデルの技術・運用・経済性を検証した。
鹿児島県内が中小地域の実証対象となった点が注目される:
- 薩摩川内市を中心にいちき串木野市・さつま町で実施
- 自治会機能を活かした住民分別で比較的高品質なプラスチック回収が可能と確認。実証規模の温室効果ガス排出は通常時比19%削減、実装規模では年間289トンのCO2削減を見込む
- ただし容器包装プラ・製品プラ単独のリサイクルでは経済合理性の確保が困難。金属など有価資源との処理集約化と近隣自治体との広域連携が不可欠と結論
3地域共通の課題として、①分別基準とリサイクル工場の受入条件の不一致、②高度選別設備の採算性、③一般廃棄物の越境規制、④専門人材の確保、の4点を整理。令和8年度も実証を継続する。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/07
食品ロスに第三の選択肢を。日本上陸のロス削減アプリToo Good To Go、食の再分配と入口からの適正化へのアプローチ
余剰食品を半額以下で販売できる食品ロス削減アプリToo Good To Go(TGTG)日本法人マーケティング統括へのインタビュー。世界21カ国で累計6億食以上のフードロスを削減してきた同社は2025年にアジア初となる日本進出を果たし、2026年1月に正式ローンチ。登録ユーザーは既に50万人を突破した。
- 食品ロスの現状: 2024年度推計は全体461万トン(事業系237万トン・家庭系224万トン)。事業系は2030年度半減目標を2022年度に達成済みで、新たに60%削減目標を設定
- 日本市場を選んだ理由: グローバル展開の必然性、「もったいない」精神との親和性、産官学のアクション加速の3点
- 訴求の工夫: 「Save(救う)」ではなく「おいしい食事を買う選択」というポジティブな体験として発信。渋谷区との提携など行政連携も推進
- Circular Economy Hub発表 2026/07/03
豪SMX、分子マーカーとトークンを連動させたプラ循環プラットフォームを開始。再生材の高い信頼性確保へ
オーストラリアのSMX社が、分子マーカー技術とブロックチェーントークンを組み合わせた再生プラスチック循環プラットフォーム「Circularity-as-a-Service」を発表。再生材の使用実績を検証可能なデジタル資産として記録・取引できる仕組みで、EPR対応やブランド価値向上を支援する。
プラットフォームの主要機能
項目 内容 提供サービス 再生プラ素材の識別・証明・登録・取引・循環実績のトークン化 技術基盤 分子マーカー(素材識別)+ デジタルトークン(実績記録) トークン化対象 検証済みのリサイクル成果 新たな収益機会 循環クレジット創出、成果連動型資金調達 実務上の利点
- EPR対応: 回収・再生成果の証明を支援
- ブランド価値: 「検証済み再生材使用」の信頼性を担保
- 価値可視化: 再生材の市場価値を明確化し、循環経済への移行を促進
背景
- 運営企業: SMX(Security Matters)PLC(NASDAQ上場のデジタル追跡技術企業)
- 発表日: 2026年7月3日
- Circular Economy Hub発表 2026/06/30
欧州リサイクル業界団体ら、EU繊維ラベリング規則の改正を要請。再生繊維やデジタル表示への対応求める
欧州のリサイクル業界団体など5団体が、EU繊維ラベリング規則(TLR)の改正を求める共同声明を2026年6月16日に公表。再生繊維の普及やデジタル化に対応できていない現行制度の見直しを要請した。
改正を求める主な論点
1. 再生繊維に対応した技術ルールの見直し
- 現行の許容差: 単一繊維製品2%、複数繊維製品3%
- 課題: 再生繊維特有のばらつきを反映しておらず、再生材含有量を正確に表示できない
- 要請内容: 再生繊維を含む製品について、より高い許容差を認める改正
2. 繊維ラベルのデジタル化
- 現状の問題点:
- 物理ラベルは多言語対応で大型化・複数ページ化
- 消費者の約70%が大きなラベルを切り取る(Ipsos-GINETEX 2025年調査)
- 表示できる情報量に限界
- 提案: 物理ラベルは必要最小限の情報に絞り、追加情報はデジタルで提供
3. EU加盟国間の表示要件の統一
- 加盟国ごとに言語要件、国内シンボル、ラベル形式が異なり、企業の対応負担が増加
- 域内市場の一体性を保つため、各国ルールの調和が必要
4. 関連制度との役割分担の明確化
制度 役割 TLR 繊維組成など基本情報の表示方法を規定 DPP(デジタル製品パスポート) エコデザインや製品性能に関する広範な情報を扱う 背景
現行TLRは2011年採択以降、繊維市場の変化(再生素材・有機素材・新素材の普及)やEUの新政策(ESPR、DPPなど)に対応できていない。共同声明は包括的拡大ではなく、対象を絞った適時の改正を求めている。
- Circular Economy Hub発表 2026/06/23
エコデザイン規則下のグリーンスチール基準の引き上げを。CBAMやグリーンウォッシュ議論にも影響か。欧州リサイクル業界団体
欧州リサイクル業界、エコデザイン規則下のグリーンスチール基準の厳格化を要求
欧州のリサイクル業界団体が、鉄鋼製品の環境性能を示す「グリーンスチールラベル」について、より厳しい基準設定を求める共同声明を発表。炭素国境調整メカニズム(CBAM)やグリーンウォッシュ対策にも影響する可能性がある。
声明の概要
発表日: 2025年6月15日
発表者: Recycling Europe(欧州リサイクル業界団体)項目 内容 対象制度 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)下のグリーンスチールラベル 支持する点 欧州委員会共同研究センター(JRC)が提案する算定方法 要求内容 鉄鋼製品の性能区分について、より厳格な基準の設定 影響範囲 CBAM(炭素国境調整メカニズム)、グリーンウォッシュ議論 実務への影響
- 鉄鋼調達: グリーンスチール基準の厳格化により、調達要件が変更される可能性
- 環境表示: 性能区分の見直しにより、製品の環境訴求方法に影響
- 国際貿易: CBAM との連動により、輸入鉄鋼製品の評価基準が変わる可能性
- Circular Economy Hub発表 2026/06/12
ホンダと蘭Circularise、デジタルバッテリーパスポート対応で提携
ホンダの欧州法人が蘭Circulariseと提携し、2027年2月18日から義務化されるEU電池規則のデジタルバッテリーパスポート対応を推進する。
背景:EU電池規則の要件
2027年2月18日以降、EU域内市場に投入される以下の電池にデジタルバッテリーパスポートの付帯が義務化される:
- 軽輸送手段用電池
- EV用電池
- 2kWh超の産業用電池
デジタルバッテリーパスポートは、製造から使用・リユース・リサイクルまでの情報を一元管理する仕組み。
提携の概要
項目 内容 発表日 2026年6月10日 提携企業 Honda Motor Europe(ホンダ欧州法人)、Circularise(オランダ) 目的 デジタルバッテリーパスポートへの対応推進 具体的内容 不明(会員限定記事のため詳細非公開)
注記: 本記事は会員限定記事のため、提携の具体的な実施内容や技術的詳細は確認できない。
- Circular Economy Hub発表 2026/05/21
循環経済移行には、効率性・整合性・充足性の3戦略を。独研究機関が提言
独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA)が、循環経済への移行戦略を示す白書を公表。機械工学・自動車・電子機器・化学分野の専門家への聞き取り調査をもとに、産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者向けに実装の道筋を提示している。
白書の概要
項目 内容 発表日 2026年5月12日 発表機関 独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA) タイトル 「規制、資源不足、レジリエンス:循環経済の成功の秘訣」 対象読者 産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者 調査対象分野 機械工学、自動車、電子機器、化学 白書の特徴
- 科学的分析と専門家への聞き取り調査を組み合わせた内容
- 循環経済の戦略的実装への道筋を提示
- タイトルに示された「効率性・整合性・充足性の3戦略」が中心テーマ(詳細は原文抜粋に記載なし)
注記: 原文は会員限定記事のため、白書の具体的な3戦略の内容や提言の詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/27
英Intertek、DPPの包括支援を開始。品質保証大手が担うサプライチェーンの透明化
英国の品質保証大手Intertekが、デジタル製品パスポート(DPP)対応を包括支援する新サービスを開始。国際的な規制強化を背景に、企業のサステナビリティ要件対応と競争力強化を目指す。
サービス概要
Intertekが提供する主な支援内容:
- 現状評価・ギャップ分析
- コンサルティング
- データ分析
背景
国際的に製品の持続可能性向上を目的とした規制枠組みの導入が進展。企業には以下が求められている:
- 製品の環境価値に関する透明性
- トレーサビリティの確保
- 持続可能性報告の実施
狙い
サプライチェーン全体の透明化を通じて、企業がサステナビリティ要件に対応し、競争力を強化することを支援する。
注記: 具体的なサービス開始日、対象地域、料金体系などの詳細は原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/12
デンソー、CFP算定アプリでABtCのアプリケーション認証を取得。日欧データ基盤接続に対応
デンソーのCFP算定アプリが、日本の自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC)の認証を取得し、日欧両方のデータ連携基盤に接続可能な世界初の企業となった。これにより、サプライチェーン全体でCO2排出量データを信頼性高く共有できる体制が整う。
認証取得の概要
項目 内容 取得認証 ABtCアプリケーション認証 対象アプリ デンソー開発のCFP算定アプリケーション 発表日 2026年3月12日 認証機関 一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC) 主な特徴
- 日本側: ウラノス・エコシステム(経済産業省認定の公益デジタルプラットフォーム)に接続可能
- 欧州側: 2025年2月にCatena-XのEcoPass認証も取得済み
- 世界初: 日欧双方のデータ連携基盤へ接続可能なアプリケーション認証を取得した企業
今後の展開
- 企業間でのCFPデータのシームレスな連携を実装
- 2026年夏: バッテリーパスポートサービスをリリース予定
- 将来的にデジタル製品パスポート(DPP)へのデータ連携機能も拡張
- Circular Economy Hub発表 2026/03/04
アイルランド、循環経済戦略を発表。2030年までに循環性12%目標。修理バウチャー制度試験導入へ
アイルランド政府が2026年2月24日に「循環経済戦略2026–2028」を発表。2021年の前戦略に続く取り組みで、2030年までに循環性12%達成を目標に掲げ、修理バウチャー制度の試験導入などを計画している。
戦略の概要
項目 内容 戦略名 循環経済戦略2026–2028 発表日 2026年2月24日 対象期間 2026年〜2028年 主要目標 2030年までに循環性12%達成 前回戦略 政府全体循環経済戦略2022-2023(2021年公表) 主な施策
- 修理バウチャー制度の試験導入(詳細は原文に記載なし)
- デジタル製品パスポート関連の取り組み(タグより推測)
- エコデザイン規則への対応(タグより推測)
背景
アイルランド政府は循環経済への移行を政策の中心に位置づけており、今回の戦略は継続的な取り組みの一環として策定された。
注: 具体的な施策内容、予算規模、実施スケジュール等の詳細は原文抜粋に含まれていないため不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/25
英サリー大学、食品ロス削減につながる動的DPPを考案。デジタルツインで食品の動きを再現
英サリー大学とキングス・カレッジ・ロンドンが、賞味期限の短い食品・飲料向けに「動的デジタル製品パスポート(D-DPP)」の枠組みを考案。リアルタイムで情報を更新し、農場から小売まで製品の状態を追跡することで、食品ロス削減と安全性向上を目指す。
概要
動的DPP(D-DPP)の特徴
- 対象: 賞味期限の短い食品・飲料
- 機能: リアルタイムで情報を更新し、ライフサイクル全体(農場→工場→輸送→保管→小売)で製品状態を追跡
- 期待効果: 食品ロス削減、安全性向上
研究発表
- 掲載誌: 科学誌『Nature Reviews Clean Technology』
- 研究機関: 英サリー大学、キングス・カレッジ・ロンドン
技術の特徴
従来の静的なデジタル製品パスポートと異なり、デジタルツイン技術を活用して食品の動きを再現。温度・湿度などの環境条件や輸送状況をリアルタイムで反映し、製品の鮮度や品質を動的に管理できる点が特徴。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/17
EU、売れ残り衣類・靴の廃棄を禁止。企業に情報開示義務も。ESPR委任法
EUが2026年2月9日、エコデザイン規則(ESPR)に基づき、売れ残った衣類・靴の廃棄を禁止する措置を採択した。大量廃棄による環境負荷削減と循環型経済への移行加速が目的。
主な内容
- 対象製品: 売れ残った衣類・靴
- 措置内容: 廃棄を禁止
- 法的根拠: エコデザイン規則(ESPR)の委任法
- 採択日: 2026年2月9日
- 採択機関: 欧州委員会
背景・目的
大量廃棄による環境負荷を削減し、循環型経済への移行を加速させる狙い。
注: 原文は会員限定記事のため、具体的な施行時期・罰則・企業の情報開示義務の詳細(タイトルに記載)については抜粋に含まれておらず不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/30
欧州自動車部品工業会、自動車部品向け循環経済指標ロードマップを発表。少数の指標案を選定
欧州自動車部品工業会(CLEPA)が、自動車部品業界に特化した循環経済パフォーマンス指標の開発ロードマップを公表。業界全体で測定すべき重要指標を絞り込み、統一的な評価枠組みの構築を目指す。
発表内容
ロードマップ名
「Measuring What Matters:Potential circular economy performance indicators for automotive suppliers(重要な指標の測定:自動車サプライヤーの循環経済パフォーマンス指標の可能性)」目的
- 自動車部品業界に特化した循環経済の枠組み・指標の開発指針を提示
- 少数の重要指標に絞り込み、業界全体で測定可能な共通基準を確立
実務への影響
- 自動車部品サプライヤーは、今後このロードマップに基づく指標での評価・報告が求められる可能性
- ISO 59020やESPR(エコデザイン持続可能製品規則)など既存の国際基準との整合性も視野に入れた内容と推測される
注: 具体的な指標項目・測定方法・導入時期は原文抜粋に記載なし(会員限定記事のため詳細不明)。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/26
「トレーサビリティは企業のコア・コンピタンス」Circularise 共同創設者に聞く、DPPの価値
オランダのトレーサビリティプラットフォーム企業Circulariseが2025年1月に日本法人を設立。共同創設者のジョルディ・デ・ヴォス氏が、日本市場参入の背景やDPPの価値について語った。
日本市場参入の背景
日本企業からの関心の高まり
- 在EU日系企業を含む日系企業からの売上が全体の約4分の1を占める
- 旭化成・帝人・積水化学から出資を受けている
- 日本を「単一の成功したマーケット」として位置づけ
日本企業の慣行との親和性
- 日本ではサステナビリティが常に最重要課題
- サプライチェーンの強靭化に継続的に取り組んでいる
- トレーサビリティやDPPの考え方が日本企業の慣行と合致
EUにおけるDPPの動向
項目 内容 規制施行 エコデザイン規則が2024年7月に施行 標準化 CEN/CENELEC JTC 24等で議論進行中 実証実験 CIRPASS 2プロジェクトで繊維・電子機器・タイヤ・建設の4分野13件を実施 Circulariseの実績
- 2016年創業、EUでの主要DPPプラットフォーム提供企業の一つ
- 2024年11月発表のGCP(グローバル循環プロトコル)策定に技術的専門性を提供
- Circular Economy Hub発表 2025/12/09
欧州委の調査機関、製品中の懸念物質を特定・追跡する手法を提案。ESPR実施を支援
欧州委員会の調査機関(JRC)が、ESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)の実施を支援する実務ガイドラインを公開。製品中の懸念物質を特定・追跡し、使用制限措置を検討するための評価手法を提示した。
概要
- 公開日: 2024年11月21日
- 発表機関: 欧州委員会共同研究センター(JRC)
- 対象: 製品グループごとの予備調査を担当する欧州委員会担当者・外部専門家
報告書の位置づけ
項目 内容 目的 製品中の懸念物質の特定・追跡、使用制限措置の検討 性質 実務的なガイドライン 利用者 欧州委員会の予備調査担当者、外部専門家 根拠法 ESPR(2024年7月発効) 実務への影響
ESPRに基づく製品規制の実施段階において、懸念物質の評価プロセスが具体化。今後、製品グループごとの予備調査で本手法が活用され、化学物質管理要件が明確化される見込み。