国内事例
全国のサーキュラーエコノミー実践事例を、CE専門メディアの公式RSSから自動収集しています。各記事の著作権は出典元に帰属します。
- Circular Economy Hub発表 2026/07/03
豪SMX、分子マーカーとトークンを連動させたプラ循環プラットフォームを開始。再生材の高い信頼性確保へ
オーストラリアのSMX社が、分子マーカー技術とブロックチェーントークンを組み合わせた再生プラスチック循環プラットフォーム「Circularity-as-a-Service」を発表。再生材の使用実績を検証可能なデジタル資産として記録・取引できる仕組みで、EPR対応やブランド価値向上を支援する。
プラットフォームの主要機能
項目 内容 提供サービス 再生プラ素材の識別・証明・登録・取引・循環実績のトークン化 技術基盤 分子マーカー(素材識別)+ デジタルトークン(実績記録) トークン化対象 検証済みのリサイクル成果 新たな収益機会 循環クレジット創出、成果連動型資金調達 実務上の利点
- EPR対応: 回収・再生成果の証明を支援
- ブランド価値: 「検証済み再生材使用」の信頼性を担保
- 価値可視化: 再生材の市場価値を明確化し、循環経済への移行を促進
背景
- 運営企業: SMX(Security Matters)PLC(NASDAQ上場のデジタル追跡技術企業)
- 発表日: 2026年7月3日
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/07/03
【参加募集】京都市「サーキュラービジネスデザインスクール京都 2026」を開講。実践的・包括的な支援体制に進化
京都市の「令和8年度サーキュラーエコノミーの基盤づくり業務」の一環として、市内事業者等を対象にした「サーキュラービジネスデザインスクール京都 2026」が開講される(運営受託: アーティクル株式会社)。
項目 内容 期間 2026年8月6日〜12月(予定) 構成 ベーシック講座 全3回/アドバンスド講座 全3回+成果発表/事業化支援プログラム(2社)/交流会 対象 京都市内の企業・個人事業主、市内大学等の学生・研究者ほか 参加費 無料 申込 ベーシック・事業化支援: 2026年7月2日〜7月22日17時/アドバンスド: 8月24日〜9月14日17時 令和7年度は市内20事業者が全6回を完走。令和8年度は事業化支援の新設など、循環型ビジネスモデルの創出から事業化まで支援体制を拡充している。自治体主導のCE人材育成プログラムの参考事例。
- Circular Economy Hub発表 2026/06/30
欧州リサイクル業界団体ら、EU繊維ラベリング規則の改正を要請。再生繊維やデジタル表示への対応求める
欧州のリサイクル業界団体など5団体が、EU繊維ラベリング規則(TLR)の改正を求める共同声明を2026年6月16日に公表。再生繊維の普及やデジタル化に対応できていない現行制度の見直しを要請した。
改正を求める主な論点
1. 再生繊維に対応した技術ルールの見直し
- 現行の許容差: 単一繊維製品2%、複数繊維製品3%
- 課題: 再生繊維特有のばらつきを反映しておらず、再生材含有量を正確に表示できない
- 要請内容: 再生繊維を含む製品について、より高い許容差を認める改正
2. 繊維ラベルのデジタル化
- 現状の問題点:
- 物理ラベルは多言語対応で大型化・複数ページ化
- 消費者の約70%が大きなラベルを切り取る(Ipsos-GINETEX 2025年調査)
- 表示できる情報量に限界
- 提案: 物理ラベルは必要最小限の情報に絞り、追加情報はデジタルで提供
3. EU加盟国間の表示要件の統一
- 加盟国ごとに言語要件、国内シンボル、ラベル形式が異なり、企業の対応負担が増加
- 域内市場の一体性を保つため、各国ルールの調和が必要
4. 関連制度との役割分担の明確化
制度 役割 TLR 繊維組成など基本情報の表示方法を規定 DPP(デジタル製品パスポート) エコデザインや製品性能に関する広範な情報を扱う 背景
現行TLRは2011年採択以降、繊維市場の変化(再生素材・有機素材・新素材の普及)やEUの新政策(ESPR、DPPなど)に対応できていない。共同声明は包括的拡大ではなく、対象を絞った適時の改正を求めている。
- Circular Economy Hub発表 2026/06/23
エコデザイン規則下のグリーンスチール基準の引き上げを。CBAMやグリーンウォッシュ議論にも影響か。欧州リサイクル業界団体
欧州リサイクル業界、エコデザイン規則下のグリーンスチール基準の厳格化を要求
欧州のリサイクル業界団体が、鉄鋼製品の環境性能を示す「グリーンスチールラベル」について、より厳しい基準設定を求める共同声明を発表。炭素国境調整メカニズム(CBAM)やグリーンウォッシュ対策にも影響する可能性がある。
声明の概要
発表日: 2025年6月15日
発表者: Recycling Europe(欧州リサイクル業界団体)項目 内容 対象制度 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)下のグリーンスチールラベル 支持する点 欧州委員会共同研究センター(JRC)が提案する算定方法 要求内容 鉄鋼製品の性能区分について、より厳格な基準の設定 影響範囲 CBAM(炭素国境調整メカニズム)、グリーンウォッシュ議論 実務への影響
- 鉄鋼調達: グリーンスチール基準の厳格化により、調達要件が変更される可能性
- 環境表示: 性能区分の見直しにより、製品の環境訴求方法に影響
- 国際貿易: CBAM との連動により、輸入鉄鋼製品の評価基準が変わる可能性
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/06/23
脱炭素市場は「誰の」未来を支えるのか。再エネと平和をつなぐ米NGOの挑戦
紛争リスクの高い脆弱国で再生可能エネルギーを「平和構築の手段」として導入支援する米NGO・Energy Peace Partners(EPP)へのインタビュー。
- 対象地域: 低い電化率×高い気候リスク×高い紛争リスクが重なる約25カ国(ソマリア、チャド、南スーダンなど)
- P-REC(平和再生可能エネルギー証書): 国際証書I-RECに内包されるラベルで、紛争影響地域のミニグリッド(太陽光+蓄電池)への資金を呼び込む仕組み。サハラ以南5カ国以上で20件の企業取引が成立し、25万人以上が恩恵を受けた
- ディーゼル燃料と木炭が紛争当事者の収入源となる傾向があり、再エネへの転換は紛争資金を断つ効果も持つ
- 国連平和維持活動の現場(難民キャンプ等)のディーゼル発電から再エネへの移行支援も実施
脱炭素市場を平和のための資金調達に活用する金融アプローチが特徴。
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/06/15
【6/25オンライン開催】Refuturing: 生活者をどう巻き込む?花王 × 地域 × 住民でつくるサーキュラーエコノミーの共創モデル
花王のつめかえパック資源循環プロジェクト「リサイクリエーション」を題材に、生活者を巻き込むサーキュラーエコノミー共創モデルを学ぶオンラインイベントの開催告知。
項目 内容 日時 2026年6月25日(火)18:00〜20:00 形式 オンライン(Zoom)、定員30名 参加費 一般2,000円(会員種別により割引あり) - 「リサイクリエーション」は2015年開始。企業連携により難度の高いつめかえパックの水平リサイクルを実現し、回収資源を「おかえりブロック」として地域に還元
- 登壇: 花王でプロジェクトを牽引する研究戦略・企画部の高村玲那氏、宮城県石巻市でのインパクト可視化を担当した三井住友信託銀行の小中洋輔氏
- テーマは資源回収の効率化に不可欠な住民の意識・行動変容と、地域との共創のデザイン
- Circular Economy Hub発表 2026/06/12
ホンダと蘭Circularise、デジタルバッテリーパスポート対応で提携
ホンダの欧州法人が蘭Circulariseと提携し、2027年2月18日から義務化されるEU電池規則のデジタルバッテリーパスポート対応を推進する。
背景:EU電池規則の要件
2027年2月18日以降、EU域内市場に投入される以下の電池にデジタルバッテリーパスポートの付帯が義務化される:
- 軽輸送手段用電池
- EV用電池
- 2kWh超の産業用電池
デジタルバッテリーパスポートは、製造から使用・リユース・リサイクルまでの情報を一元管理する仕組み。
提携の概要
項目 内容 発表日 2026年6月10日 提携企業 Honda Motor Europe(ホンダ欧州法人)、Circularise(オランダ) 目的 デジタルバッテリーパスポートへの対応推進 具体的内容 不明(会員限定記事のため詳細非公開)
注記: 本記事は会員限定記事のため、提携の具体的な実施内容や技術的詳細は確認できない。
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/06/04
EUの循環経済は、経済安保へ。迫る「サーキュラーエコノミー法」公表に向けた最新議論【ECESP年次会議・現地レポ】
2026年4月22〜23日にブリュッセルで開催されたEU最大級の循環経済政策対話「ECESP年次会議」の現地レポート。欧州委員会が2026年第3四半期に公表予定の「循環経済法(CEA)」を目前に、サーキュラーエコノミーが環境政策から経済安全保障の中核へ位置づけを変えつつある。
- レッタ元イタリア首相が基調講演で「循環経済なくして戦略的自律性はない」と発言。各国の解釈裁量が残る「指令」から統一的な「規則」への転換を主張
- 欧州委DG環境総局長はCEAの役割を4点に整理: ①循環経済のメインストリーム化、②需要が生まれにくい分野での市場創出、③リサイクル産業の原料確保、④重要原材料の戦略的自律性強化
- 「End of Waste(廃棄物終了)基準」の加盟国間調和が二次原材料市場形成の前提に
- 産業界からはノルウェーのヒュドロが登壇。同社は年間約100万トンの再生アルミを生産
EUの規制動向は再生材利用義務など日本企業にも波及するため、CEA公表までの議論の行方が注目される。
- Circular Economy Hub発表 2026/05/21
循環経済移行には、効率性・整合性・充足性の3戦略を。独研究機関が提言
独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA)が、循環経済への移行戦略を示す白書を公表。機械工学・自動車・電子機器・化学分野の専門家への聞き取り調査をもとに、産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者向けに実装の道筋を提示している。
白書の概要
項目 内容 発表日 2026年5月12日 発表機関 独フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA) タイトル 「規制、資源不足、レジリエンス:循環経済の成功の秘訣」 対象読者 産業界・イノベーション・サステナビリティ分野の意思決定者 調査対象分野 機械工学、自動車、電子機器、化学 白書の特徴
- 科学的分析と専門家への聞き取り調査を組み合わせた内容
- 循環経済の戦略的実装への道筋を提示
- タイトルに示された「効率性・整合性・充足性の3戦略」が中心テーマ(詳細は原文抜粋に記載なし)
注記: 原文は会員限定記事のため、白書の具体的な3戦略の内容や提言の詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/27
英Intertek、DPPの包括支援を開始。品質保証大手が担うサプライチェーンの透明化
英国の品質保証大手Intertekが、デジタル製品パスポート(DPP)対応を包括支援する新サービスを開始。国際的な規制強化を背景に、企業のサステナビリティ要件対応と競争力強化を目指す。
サービス概要
Intertekが提供する主な支援内容:
- 現状評価・ギャップ分析
- コンサルティング
- データ分析
背景
国際的に製品の持続可能性向上を目的とした規制枠組みの導入が進展。企業には以下が求められている:
- 製品の環境価値に関する透明性
- トレーサビリティの確保
- 持続可能性報告の実施
狙い
サプライチェーン全体の透明化を通じて、企業がサステナビリティ要件に対応し、競争力を強化することを支援する。
注記: 具体的なサービス開始日、対象地域、料金体系などの詳細は原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/03/12
デンソー、CFP算定アプリでABtCのアプリケーション認証を取得。日欧データ基盤接続に対応
デンソーのCFP算定アプリが、日本の自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC)の認証を取得し、日欧両方のデータ連携基盤に接続可能な世界初の企業となった。これにより、サプライチェーン全体でCO2排出量データを信頼性高く共有できる体制が整う。
認証取得の概要
項目 内容 取得認証 ABtCアプリケーション認証 対象アプリ デンソー開発のCFP算定アプリケーション 発表日 2026年3月12日 認証機関 一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC) 主な特徴
- 日本側: ウラノス・エコシステム(経済産業省認定の公益デジタルプラットフォーム)に接続可能
- 欧州側: 2025年2月にCatena-XのEcoPass認証も取得済み
- 世界初: 日欧双方のデータ連携基盤へ接続可能なアプリケーション認証を取得した企業
今後の展開
- 企業間でのCFPデータのシームレスな連携を実装
- 2026年夏: バッテリーパスポートサービスをリリース予定
- 将来的にデジタル製品パスポート(DPP)へのデータ連携機能も拡張
- Circular Economy Hub発表 2026/03/04
アイルランド、循環経済戦略を発表。2030年までに循環性12%目標。修理バウチャー制度試験導入へ
アイルランド政府が2026年2月24日に「循環経済戦略2026–2028」を発表。2021年の前戦略に続く取り組みで、2030年までに循環性12%達成を目標に掲げ、修理バウチャー制度の試験導入などを計画している。
戦略の概要
項目 内容 戦略名 循環経済戦略2026–2028 発表日 2026年2月24日 対象期間 2026年〜2028年 主要目標 2030年までに循環性12%達成 前回戦略 政府全体循環経済戦略2022-2023(2021年公表) 主な施策
- 修理バウチャー制度の試験導入(詳細は原文に記載なし)
- デジタル製品パスポート関連の取り組み(タグより推測)
- エコデザイン規則への対応(タグより推測)
背景
アイルランド政府は循環経済への移行を政策の中心に位置づけており、今回の戦略は継続的な取り組みの一環として策定された。
注: 具体的な施策内容、予算規模、実施スケジュール等の詳細は原文抜粋に含まれていないため不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/25
英サリー大学、食品ロス削減につながる動的DPPを考案。デジタルツインで食品の動きを再現
英サリー大学とキングス・カレッジ・ロンドンが、賞味期限の短い食品・飲料向けに「動的デジタル製品パスポート(D-DPP)」の枠組みを考案。リアルタイムで情報を更新し、農場から小売まで製品の状態を追跡することで、食品ロス削減と安全性向上を目指す。
概要
動的DPP(D-DPP)の特徴
- 対象: 賞味期限の短い食品・飲料
- 機能: リアルタイムで情報を更新し、ライフサイクル全体(農場→工場→輸送→保管→小売)で製品状態を追跡
- 期待効果: 食品ロス削減、安全性向上
研究発表
- 掲載誌: 科学誌『Nature Reviews Clean Technology』
- 研究機関: 英サリー大学、キングス・カレッジ・ロンドン
技術の特徴
従来の静的なデジタル製品パスポートと異なり、デジタルツイン技術を活用して食品の動きを再現。温度・湿度などの環境条件や輸送状況をリアルタイムで反映し、製品の鮮度や品質を動的に管理できる点が特徴。
- Circular Economy Hub発表 2026/02/17
EU、売れ残り衣類・靴の廃棄を禁止。企業に情報開示義務も。ESPR委任法
EUが2026年2月9日、エコデザイン規則(ESPR)に基づき、売れ残った衣類・靴の廃棄を禁止する措置を採択した。大量廃棄による環境負荷削減と循環型経済への移行加速が目的。
主な内容
- 対象製品: 売れ残った衣類・靴
- 措置内容: 廃棄を禁止
- 法的根拠: エコデザイン規則(ESPR)の委任法
- 採択日: 2026年2月9日
- 採択機関: 欧州委員会
背景・目的
大量廃棄による環境負荷を削減し、循環型経済への移行を加速させる狙い。
注: 原文は会員限定記事のため、具体的な施行時期・罰則・企業の情報開示義務の詳細(タイトルに記載)については抜粋に含まれておらず不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/30
欧州自動車部品工業会、自動車部品向け循環経済指標ロードマップを発表。少数の指標案を選定
欧州自動車部品工業会(CLEPA)が、自動車部品業界に特化した循環経済パフォーマンス指標の開発ロードマップを公表。業界全体で測定すべき重要指標を絞り込み、統一的な評価枠組みの構築を目指す。
発表内容
ロードマップ名
「Measuring What Matters:Potential circular economy performance indicators for automotive suppliers(重要な指標の測定:自動車サプライヤーの循環経済パフォーマンス指標の可能性)」目的
- 自動車部品業界に特化した循環経済の枠組み・指標の開発指針を提示
- 少数の重要指標に絞り込み、業界全体で測定可能な共通基準を確立
実務への影響
- 自動車部品サプライヤーは、今後このロードマップに基づく指標での評価・報告が求められる可能性
- ISO 59020やESPR(エコデザイン持続可能製品規則)など既存の国際基準との整合性も視野に入れた内容と推測される
注: 具体的な指標項目・測定方法・導入時期は原文抜粋に記載なし(会員限定記事のため詳細不明)。
- Circular Economy Hub発表 2026/01/26
「トレーサビリティは企業のコア・コンピタンス」Circularise 共同創設者に聞く、DPPの価値
オランダのトレーサビリティプラットフォーム企業Circulariseが2025年1月に日本法人を設立。共同創設者のジョルディ・デ・ヴォス氏が、日本市場参入の背景やDPPの価値について語った。
日本市場参入の背景
日本企業からの関心の高まり
- 在EU日系企業を含む日系企業からの売上が全体の約4分の1を占める
- 旭化成・帝人・積水化学から出資を受けている
- 日本を「単一の成功したマーケット」として位置づけ
日本企業の慣行との親和性
- 日本ではサステナビリティが常に最重要課題
- サプライチェーンの強靭化に継続的に取り組んでいる
- トレーサビリティやDPPの考え方が日本企業の慣行と合致
EUにおけるDPPの動向
項目 内容 規制施行 エコデザイン規則が2024年7月に施行 標準化 CEN/CENELEC JTC 24等で議論進行中 実証実験 CIRPASS 2プロジェクトで繊維・電子機器・タイヤ・建設の4分野13件を実施 Circulariseの実績
- 2016年創業、EUでの主要DPPプラットフォーム提供企業の一つ
- 2024年11月発表のGCP(グローバル循環プロトコル)策定に技術的専門性を提供
- Circular Economy Hub発表 2025/12/09
欧州委の調査機関、製品中の懸念物質を特定・追跡する手法を提案。ESPR実施を支援
欧州委員会の調査機関(JRC)が、ESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)の実施を支援する実務ガイドラインを公開。製品中の懸念物質を特定・追跡し、使用制限措置を検討するための評価手法を提示した。
概要
- 公開日: 2024年11月21日
- 発表機関: 欧州委員会共同研究センター(JRC)
- 対象: 製品グループごとの予備調査を担当する欧州委員会担当者・外部専門家
報告書の位置づけ
項目 内容 目的 製品中の懸念物質の特定・追跡、使用制限措置の検討 性質 実務的なガイドライン 利用者 欧州委員会の予備調査担当者、外部専門家 根拠法 ESPR(2024年7月発効) 実務への影響
ESPRに基づく製品規制の実施段階において、懸念物質の評価プロセスが具体化。今後、製品グループごとの予備調査で本手法が活用され、化学物質管理要件が明確化される見込み。
- Circular Economy Hub発表 2025/11/25
SMXとスペインCARTIF、分子マーキング活用で提携。素材の循環を検証へ
デジタルツインおよびトレーサビリティ技術を開発するSMXと、スペインの技術研究センターCARTIFが、分子マーキング技術を活用して素材の由来やリサイクル履歴を科学的に証明するシステムの構築に向けて提携した。
提携の概要
項目 内容 発表日 2024年11月5日 提携先 SMX(Security Matters)とCARTIF 場所 スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州 目的 サーキュラーエコノミーの検証可能性を高める 主な取り組み
- SMXの分子マーキング技術をCARTIFの研究施設やパイロットプラントに導入
- 素材の由来やリサイクル履歴を科学的に証明するシステムを構築
- トレーサビリティ技術により、循環プロセスの透明性を向上
関連技術: デジタル製品パスポート(DPP)、ブロックチェーン、分子マーカー
- Circular Economy Hub発表 2025/11/10
米国のデジタルサーキュラーエコノミー市場、2032年に138億ドル規模へ
米国のデジタルサーキュラーエコノミー市場が急拡大する見通し。2024年の23億4000万ドルから2032年には138億4000万ドルへ、約6倍の成長が予測されている。
市場規模の推移
年 市場規模 備考 2024年 23億4000万ドル 現在 2032年 138億4000万ドル 予測値 調査概要
- 調査機関: DataM Intelligence(市場調査会社)
- レポート名: デジタルサーキュラーエコノミー市場レポート
- 対象地域: 米国
背景
デジタルサーキュラーエコノミーは、持続可能な資源利用を目指す新しい産業領域として急成長しており、世界的な循環経済の推進力となっている。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/27
RadarLab、サトー、ナカダイが共同でデジタル製品パスポートの実証実験を開始
RadarLab、サトー、ナカダイの3社が、廃棄予定のラベルプリンターを対象に、製造から再資源化・再製品化までのデータを企業横断で連携するデジタル製品パスポート(DPP)の実証実験を開始した。欧州で制度化が進む一方、日本では導入が一部企業にとどまり、データ共通化や事業者間連携が課題となっている。
実証実験の概要
項目 内容 実施期間 2025年10月6日〜11月末 対象製品 廃棄予定のラベルプリンター 参加企業 RadarLab(データプラットフォーム)、サトー(製造・トレーサビリティ)、ナカダイ(リサイクル) 使用基盤 RadarLabの「DPP as a Service(DPPaaS)」 検証内容
- 全工程のデジタル可視化: ラベルプリンターの回収→解体→ABS樹脂の再生→再生素材を使った新製品製造
- データ連携: 各工程をDPPaaS上で記録・共有し、再生素材の由来を追跡可能に
- 検証項目: 情報連携モデルの有効性、運用手法
今回の取り組みを通じて、日本におけるDPP導入の社会実装に向けた基盤構築、資源循環データの標準化、国際的なルール形成への貢献を目指す。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/20
EU共同出資プロジェクト「RETURN」E-wasteを重要原材料の循環型供給源へ。正式に始動
EU・スイス共同出資の研究プロジェクト「RETURN」が2025年9月30日に正式発足。電子廃棄物(E-waste)から貴金属・重要原材料を回収し、EU域内での循環型供給網構築を目指す。
プロジェクト概要
項目 内容 正式名称 RETURN(Recovering Electronics Parts and Materials for Maximum Resource Efficiency) 発足日 2025年9月30日 出資元 EU「Horizon Europe」+ スイス教育・研究・イノベーション事務局(SERI) 目的 電子廃棄物から貴金属・重要原材料を回収し、EU域内循環型供給網を構築 背景・意義
- 対象: 電子廃棄物(E-waste / WEEE)
- 狙い: EU域内での重要原材料の安定供給と資源循環の実現
- デジタル製品パスポート等の技術活用も視野(タグより推測)
注: 記事本文は会員限定のため、プロジェクトの具体的な参加機関・予算規模・実施期間・技術手法などの詳細は不明。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/14
Catena-XとOPC Foundation、デジタル製品パスポート対応で製造業のデータ連携を加速
ドイツの自動車業界向けデータ基盤Catena-Xと、産業データ共有の国際標準を策定する米OPC Foundationが、2027年導入予定のEUデジタル製品パスポート(DPP)規制に対応するため、製造業の企業間データ連携基盤の整備を加速させる戦略的協定を2025年8月19日に発表した。
協定の概要
項目 内容 発表日 2025年8月19日 協定主体 Catena-X(ドイツ)× OPC Foundation(米国) 目的 産業データの標準化と共有推進 対応規制 EUデジタル製品パスポート(DPP)規制(2027年導入予定) 実務への影響
- 製造業の企業間データ連携が標準化により円滑化
- DPP規制対応に向けた基盤整備が加速
- 自動車業界を中心とした国際的なデータ共有体制の構築
注: 具体的な協定内容・実施スケジュール・対象範囲などの詳細は原文に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2025/10/03
RadarLab、サトー、ナカダイが協業。デジタル製品パスポート活用で資源循環モデル構築を推進
RadarLab、サトー、ナカダイの3社が協業し、デジタル製品パスポート(DPP)を活用した資源循環の社会実装モデル構築に取り組む。まずはサトー製プリンターを対象にDPPの有効性を検証し、将来的には業界横断でのデータ連携と運用モデルの構築を目指す。
協業の背景
- 欧州の拡大生産者責任(ESPR)や日本のウラノス・エコシステムなど、国内外の政策動向に対応
- サプライチェーンの透明性確保と資源循環促進という社会的要請に応える
各社の役割
企業 役割 サトー プリンターにDPP情報を実装、製造情報の記録、トレーサビリティシステムの提供 ナカダイ プリンターの解体・リサイクル、工程データ・素材情報のDPP反映、再資源化の知見提供 RadarLab 実証実験の設計支援、データ連携基盤(DPPaaS)の構築・提供、製品ライフサイクル情報の集約 DPPの仕組み
- 製品ごとに個別IDを割り当て、QRコードやNFCタグで情報にアクセス
- 製造から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を可視化
- 再生資源の信頼性を高め、持続可能な社会の実現に貢献
- Circular Economy Hub発表 2025/09/22
英Reconomy、繊維リサイクル義務化に対応。2030年までのEPR戦略を公表
イギリスの資源循環企業Reconomyが、繊維分野の拡大生産者責任(EPR)制度に対応するため、2030年までのグローバル戦略ロードマップを2025年7月14日に公表した。繊維産業では資源消費と廃棄物の多さから規制強化が進んでおり、新EPR制度は生産者に使用済み製品の収集・再利用・リサイクル・廃棄までの管理責任を課すことで、循環型ビジネスモデルへの移行を促す。
戦略の背景
- 対象分野: 繊維産業
- 目的: リサイクル義務化(EPR)への対応
- 期間: 2030年まで
EPR制度の概要
- 生産者に使用済み製品の収集・再利用・リサイクル・廃棄までの管理責任を課す
- 循環型ビジネスモデルと持続可能な消費・生産への移行を促進
注: 記事本文は会員限定のため、戦略の具体的内容(目標数値、実施項目、地域展開など)は不明。
- Circular Economy Hub発表 2025/09/16
スウェーデンのAcne Studios、伊Temeraと連携しデジタル製品パスポート導入。今秋から全製品に対象拡大
スウェーデンのファッションブランドAcne Studiosが、イタリアのTemera社と連携してデジタル製品パスポート(DPP)を導入。一部製品で既に開始しており、2025年秋冬コレクションから全製品に拡大する。
概要
項目 内容 発表日 2025年7月8日 連携企業 Temera社(イタリア、トレーサビリティソリューション提供) 導入内容 デジタル製品パスポート(DPP) 現状 一部製品カテゴリで既に開始 拡大時期 2025年秋冬コレクションから全製品に対象拡大 実務への影響
- トレーサビリティ強化: 製品の原材料から製造工程までの情報をデジタル化
- EU規制対応: 欧州のDPP義務化に向けた先行的な取り組み
- ファッション業界の動向: 大手ブランドによるDPP導入事例として参考になる
※詳細な技術仕様や具体的な情報項目については原文に記載なし
- Circular Economy Hub発表 2025/09/01
企業のDPP導入に向けた統合ソリューションの商用化へ。米Identivと独Narraveroが提携
米IoT企業Identivと独DPPプラットフォーム企業Narraveroが、EUのデジタル製品パスポート(DPP)規制に対応した統合ソリューションの商用化に向けて提携した。企業がDPP導入を進める際の実務的な選択肢が広がる動きとなる。
提携の概要
項目 内容 発表日 2025年7月2日 提携企業 米Identiv(IoTソリューション)<br>独Narravero(DPP SaaSプラットフォーム) 目的 EUのDPP規制に準拠した統合ソリューションの商品化加速 実務への影響
- DPP対応の選択肢拡大: IoT技術とDPPプラットフォームを統合したソリューションにより、企業のDPP導入がより実用的に
- 規制対応の効率化: EU規制に準拠した形での製品情報管理・開示が可能になる見込み
注: 具体的なサービス内容、提供開始時期、価格などの詳細は原文では不明。DPP規制への対応を検討する企業にとって、技術選定の参考情報となる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/18
Tシャツの価格は物理的耐久性の指標にはならないーー英大学らの研究
英リーズ大学の研究により、Tシャツの価格は物理的耐久性の指標として使えないことが明らかになった。47枚のTシャツを測定した結果、生地の組成が耐久性に影響を与える一方、価格と耐久性の間に明確な相関は見られなかった。
研究の主な結果
- 測定対象: 47枚のTシャツ
- 主な知見:
- 生地の組成がTシャツの物理的耐久性に影響を与える
- 価格は耐久性の指標として使用できない
実務への示唆
この研究結果は、アパレル製品の循環利用や拡大生産者責任(EPR)制度の設計において重要な意味を持つ。価格だけでは製品の長寿命化や資源効率を判断できないため、物理的耐久性の客観的な測定基準や表示制度の整備が求められる。
EU のエコデザイン規則(ESPR)など、製品の耐久性を評価・表示する制度設計の参考となる知見といえる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/12
欧州委、売れ残り衣料品の破壊禁止に関する例外規定案を提示。意見公募を開始
欧州委員会が、2026年7月から適用される売れ残り衣料品の破壊禁止措置について、例外を認める具体的な条件を定めた委任規則案を公表し、8月11日まで意見公募を実施した。
背景と目的
- 根拠法令: 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)
- 適用開始: 2026年7月19日
- 対象製品: アパレル、衣料品付属品、履物
- 狙い: 事業者の法的予見性を高めつつ、必要以上に厳格とならないよう例外ケースを明確化
現状の課題
欧州委員会の委託調査によると、EU市場の全繊維製品の4〜9%が一度も使用されずに破壊されていると指摘されており、この慣行の是正が急務となっていた。
今回の委任規則案の位置づけ
ESPRは売れ残り製品の破壊を原則禁止しているが、今回の草案は破壊が正当化される具体的なケースを定める補完規則として機能する。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/12
持続可能な選択を促すデジタルビジネスモデルの可能性と課題とは。OECD提言書
OECDが、デジタル技術を活用して消費者の持続可能な選択を促すビジネスモデルの可能性とリスクを整理した提言書を発表。多くの消費者が環境配慮を望む一方、実際の行動には障害があると指摘し、推奨事項を示している。
背景と課題
- 消費者の多くはより持続可能な選択を望んでいる
- 実際の行動を妨げる障害が存在する
- デジタルビジネスモデルがこの課題解決の鍵となる可能性
提言の内容
項目 内容 対象 デジタルビジネスモデル(PaaS、中古品取引、デジタル製品パスポート等) 目的 持続可能な消費行動の促進 視点 可能性とリスクの両面を提示 具体的推奨事項 不明(会員限定記事のため詳細非公開) 実務への示唆
デジタル技術を活用した循環型ビジネスモデル(サブスクリプション、リユース・リサイクルプラットフォーム、製品情報の透明化など)の設計において、消費者行動の障壁を理解し、それを取り除く仕組みづくりが重要となる。
- Circular Economy Hub発表 2025/08/04
デジタル製品パスポートの「相互運用性」を確保へ。APIに関する欧州規格案が公開
デジタル製品パスポートの「相互運用性」を確保へ。APIに関する欧州規格案が公開
欧州標準化委員会(CEN)と欧州電気標準化委員会(CENELEC)が、デジタル製品パスポート(DPP)のライフサイクル管理と検索性に関するAPI規格案を公開。異なるシステム間でDPP情報を円滑にやり取りするための技術仕様を標準化する動き。
概要
項目 内容 公開日 2025年7月4日 規格案名称 prEN 18222 策定機関 欧州標準化委員会(CEN)・欧州電気標準化委員会(CENELEC) 対象 デジタル製品パスポート(DPP)のライフサイクル管理と検索性に関するAPI 目的 DPPの相互運用性確保 実務への影響
- 相互運用性の標準化: 異なる企業・システム間でDPP情報を交換する際の技術仕様が統一される
- API規格の明確化: DPPのライフサイクル管理(製造・流通・廃棄など各段階での情報更新)と検索機能に関する技術要件が規定される
- ESPR対応の基盤整備: EU「エコデザイン持続可能製品規則(ESPR)」で義務化されるDPPの実装に向けた技術標準が整備される
注: 規格案の詳細内容(技術仕様、適用製品範囲、施行時期など)は原文抜粋に含まれていないため不明。