国内事例
全国のサーキュラーエコノミー実践事例を、CE専門メディアの公式RSSから自動収集しています。各記事の著作権は出典元に帰属します。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/24
政府、水循環企業を148社認証。河川清掃・水源涵養・社外啓蒙など多く
内閣官房水循環政策本部事務局が2025年度、河川保全や水源涵養など水循環に貢献する企業148社を認証した。社外への啓発活動、水源涵養支援、河川清掃協力などの取り組みが多く見られた。
認証制度の概要
項目 内容 制度名 水循環企業登録・認証制度 目的 企業の水循環への取り組みを評価・認証し、社会全体で水循環に向き合う 開始年度 2024年度 2025年度認証数 148社 認証区分(2025年度実績)
- 水循環ACTIVE企業: 145社(直近3年間に活動実績あり)
- 水循環CHALLENGE企業: 3社(今後3年間の取り組み計画を策定)
主な取り組み類型(全15類型中、特に多いもの)
- 社外への水循環に係る教育・啓発
- 自社以外が実施する水源涵養に係る支援
- 河川等における清掃への協力
- 水源域における森林整備・保全
- 地下水への還元
- 河川等における生物多様性保全の支援
今後の展開
最高区分となる「水循環ADVANCED企業」の新設を検討中。2026年7月の検討会で、以下4つの評価軸が提示され、委員から妥当との評価を得た。
- 水循環を意識した取り組み・評価
- 流域を意識した連携
- 持続可能性
- 地域課題解決への貢献
- Circular Economy Hub発表 2026/08/24
EU、ELV規則が発効。再生材使用や輸出規制など導入
EUの新しい自動車規則「ELV規則」が2026年8月13日に発効し、2028年9月1日から原則適用開始。再生材使用義務や輸出規制などを段階的に導入し、自動車の設計・製造・廃車処理全体で循環性を強化する。
主な変更点
- 法形式の変更: 2000年の「ELV指令」と2005年の「3R型式認証指令」を廃止・統合し、加盟国に直接適用される「規則(Regulation)」へ一元化
- 適用時期: 2028年9月1日から原則適用。各義務は規定された時期に応じて段階的に導入
規則の目的
項目 内容 資源効率 有価材料の回収・再利用の拡大 環境性能 車両ライフサイクル全体での向上 産業基盤 リサイクル原料の安定供給確保、バージン原料輸入依存の低減 注: 具体的な再生材使用率や輸出規制の詳細は原文抜粋に記載なし。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/24
【9/11・無料セミナー】先進事例から紐解く、循環型ビジネスの「構造」〜AI×UXで進める循環型新規事業の高速立ち上げメソッド〜
生成AIとUXリサーチを組み合わせて、循環型ビジネスを高速で立ち上げる実践手法を学べる無料オンラインセミナーが開催されます。海外先進事例の構造分析から、AIによるモデル設計、市場検証まで、事業化に必要な一連のプロセスを90分で習得できます。
イベント概要
項目 内容 日時 2026年9月11日(金) 15:00〜16:30 形式 オンライン(Zoom) 定員 500名(先着) 参加費 無料 申込締切 2026年9月10日(木) 12:00 主な内容
- 欧州先進事例の分析: サステナブル/サーキュラー・ビジネスモデルキャンバスを使った体系的な事例整理手法
- 生成AI活用: ビジネスモデル設計とモック生成への応用方法
- UXリサーチ: 市場受容性の検証と事業化確度の向上手法
- パネルディスカッション: 各分野の専門家による質疑応答
対象者
- 新規事業開発、サステナビリティ、GX・脱炭素推進、DX・UXデザイン担当者
- 自社アセットを活かした循環型ビジネスモデル構築の検討者
- アイデア創出から需要検証、事業化までの進め方を学びたい方
※株式会社メンバーズおよび登壇企業と同業の方は参加不可の場合あり
- Circular Economy Hub発表 2026/08/21
【9/8 来場者募集】 TOKYOサーキュラーエコノミーアクション 第2回サーキュラーエコノミーサロン
東京都が2026年9月8日、サーキュラーエコノミー(CE)コマース等の先進事業者によるピッチと展示を通じて、新たなパートナーシップ形成やビジネスチャンス拡大を目的としたサロンを開催する。資源循環・循環経済に関心のある企業・自治体向けに、最新動向の把握と関係者交流の機会を提供。
イベント概要
項目 内容 日時 2026年9月8日(火)14:00〜17:00(受付13:15〜) 会場 Tokyo Innovation Base 1階 SQUARE-1スペース(千代田区丸の内3-8-3) アクセス JR有楽町駅 京橋口 徒歩1分 / 東京メトロ有楽町駅 D9出口すぐ 参加費 無料 定員 200名(先着順) 申込期限 2026年8月31日(月) プログラム
- 14:05〜14:20 講演「CEコマースの推進に向けて」(アーティクル株式会社 代表取締役 加藤佑氏)
- 14:20〜16:00 ビジネスピッチ(前半・後半)
- 16:00〜17:00 ネットワーキング・展示ブース交流
注意事項
会場入場には事前のスマートフォンアプリでの会員登録が必要。 - Circular Economy Hub発表 2026/08/21
【8/31オンライン開催】Refuturing: コンヴィヴィアルな循環型未来へ。関係性を変容させる「バウンダリーオブジェクト」をどうデザインする?
イベント概要
2026年8月31日にオンライン開催される、サーキュラーエコノミー実現に向けた「関係性のデザイン」をテーマとしたイベント。異なるステークホルダー間の協働を可能にする「バウンダリーオブジェクト」という概念を軸に、コンヴィヴィアル(共愉的)なパートナーシップ構築の方法を探る。
開催情報
項目 内容 開催日時 2026年8月31日 形式 オンライン 対象者 サーキュラーエコノミーや循環型ビジネスのパートナーシップ構築に関心がある方、コンヴィヴィアリティやバウンダリーオブジェクトに興味がある方 参加費 不明 申込方法 不明 イベントの背景と目的
サーキュラーエコノミー実現には動脈・静脈連携や産官学民連携が不可欠だが、目的・時間軸・言語・関心が異なる多様なステークホルダーとの共創型関係構築は容易でない。本イベントでは、バウンダリーオブジェクト(異なる専門分野や立場をまたぐ柔軟性と堅牢性を持つ媒介物)という視点から、関係性そのものをデザイン対象として捉え直す。
プログラム内容
- コンヴィヴィアリティ、関係性、バウンダリーオブジェクトに関する海外最新論文の紹介
- Circular Economy Hub編集部による企業・自治体との協働プロジェクト実践事例
- 国内外の具体的事例を通じた実践可能なフレームワーク・ノウハウの提供
関連キーワード
循環者、循環者経済、産官学民連携、動静脈連携、動動脈連携、地域関係資本、バウンダリーオブジェクト、コンヴィヴィアリティ、サーキュラーデザイン、コモンズ
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/08/21
【8/31オンライン開催】Refuturing: コンヴィヴィアルな循環型未来へ。関係性を変容させる「バウンダリーオブジェクト」をどうデザインする?
イベント要約
サーキュラーエコノミー実現に不可欠な「異なる組織・立場をつなぐパートナーシップ」をどう構築するか。「バウンダリーオブジェクト」という社会学の概念を用いて、関係性そのものをデザインする視点を学ぶオンラインイベント。
開催概要
項目 内容 日時 2026年8月31日(オンライン) 主催 IDEAS FOR GOOD / Circular Economy Hub 編集部 対象 サーキュラーエコノミーのパートナーシップ構築に関心がある実務者、産官学民連携・動静脈連携に課題を持つ方 参加費 不明
イベントの狙い
- バウンダリーオブジェクト(異なる立場の人が各自の文脈で解釈できる媒介物)の視点から、サーキュラーエコノミーを捉え直す
- 素材・製品ではなく関係性をデザイン対象とすることで、環境・社会・経済の三方良しを実現する方法を探る
- 海外最新論文、国内外事例、編集部の協働プロジェクト実践例を通じ、抽象概念を実務に活かせるフレームワークへ転換
扱うテーマ
- コンヴィヴィアリティ(共愉的な関係)
- 産官学民連携・動静脈連携における協働の難しさ
- 異なる時間軸・言語・関心を持つステークホルダーをつなぐデザイン手法
- Circular Economy Hub発表 2026/08/21
清水建設と東京科学大学、既存構造体を活かす「建築アップサイクル」の実現に向け研究開始
清水建設と東京科学大学が、既存建物の柱・梁・床などの構造体を再利用し、新築同等の性能を持つ建物へアップグレードする「建物アップサイクル技術」の確立を目指す共同研究拠点を2026年8月17日に開設した。新築より低コスト・短工期で、サーキュラーエコノミーと脱炭素化を両立する新たな建築生産モデルの構築を狙う。
研究拠点の概要
項目 内容 拠点名 清水建設みらいの建築生産協働研究拠点 設置場所 東京科学大学内 設置期間 2029年7月31日まで(3年間) 研究テーマ 既存構造体の再利用技術、外装リノベーション技術 目指す技術・成果
- 構造体再利用: 柱・梁・床などの主要構造体を再利用し、新築に劣らない構造性能・環境性能・意匠性能を実現
- 外装リノベーション: デザインを大きく変える自由な設計を可能にする技術開発
- 健全性評価手法: 既存構造体の耐用年数予測や判断基準の確立(現時点では未確立)
背景と今後の方針
資材価格・労務費の高騰、建物の脱炭素化要請を背景に、大手ゼネコン各社が建材再利用・資源循環の数値目標を設定する動きが加速。今後は建材メーカーなどの参画を促し、開発技術を早期に実プロジェクトへ適用する方針。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/21
DNPら6社、環境省事業で建設現場の廃プラスチック循環モデルを実証。大和ハウス工業の現場で検証開始
DNP、資源循環システムズら6社が環境省事業に採択され、建設現場の廃プラスチックをAI分別・再資源化し、建材などに再利用する循環モデルを大和ハウス工業の現場で実証する。2026年6月から2027年2月まで実施。
背景と課題
建設現場の廃プラスチックは材質・形状が多様で汚れや異物が付着しやすく、以下3つの課題が循環を妨げていた。
- 現場での分別精度の低さ
- 再資源化後の品質確保の困難さ
- 再生材の利用先確保の難しさ
主な検証項目
項目 内容 AI分別の高度化 AI分別サポートシステムによる材質判定・分別支援、AIカメラで分別状況を可視化し作業員の行動変容を促進、マテリアルリサイクル率向上に向けた分別モデル検証 品質確保 高度選別・洗浄・造粒によりPP・PEを中心とした再生原料の安定製造、品質・歩留まり検証 利用先拡大 建材・建設副資材への適用検証、再生材を活用したアート作品など高付加価値用途開発、LCAによる環境価値定量評価、トレーサビリティ基盤検討 参画企業と役割
- 資源循環システムズ: 全体統括、事業設計、進行管理
- 大栄環境: 再資源化工程設計、事業性検討
- DNP: LCAによる環境価値定量評価
- BIPROGY: AI分別支援、データ可視化、トレーサビリティなどDX領域
- 三重中央開発: 回収・再資源化、高付加価値製品開発
- 八木熊: コンパウンド技術による材料化、実用材開発
- 大和ハウス工業(協力): 実証フィールド提供、再生材製品評価
環境省は本事業を含め建設・小売・自治体など8件を採択している。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/21
帝人、加熱で修復しリサイクルもできる炭素繊維の複合材料を開発。資源循環と長寿命化を両立
帝人が開発した新型CFRPは、加熱で損傷を自己修復でき、かつ再成形や樹脂分解によるリサイクルも可能という、従来の熱硬化性CFRPにはなかった循環性と長寿命化を両立させた材料。航空機・自動車など軽量化ニーズの高い分野での実用化を目指す。
開発品の主な特長
項目 内容 自己修復機能 所定温度で短時間加熱すると損傷した樹脂層が修復され、製品を廃棄せず継続使用可能 再成形リサイクル 成形後も所定温度域で流動性を示すため、圧縮成形などによる再成形が可能 炭素繊維の分離 特定薬液で樹脂を分解でき、従来の高温炉(400度超)による燃焼分解より環境負荷が低い 機械的特性 従来の熱硬化性CFRPと同等の強度・性能を維持 今後の展開
- サンプル提供開始: 2028年度を目標
- 開発体制: 大学・研究機関と連携し、材料設計から部材設計、リサイクルプロセスまで一体的に最適化
- 用途: 航空機、自動車、産業機械など
- 支援: 内閣府SIP「サーキュラーエコノミーシステムの構築」の一環
業界動向
東レや三菱ケミカルグループも熱硬化性CFRPのリサイクル技術を開発中。東レは2025年10月に低温分解技術を発表し、三菱ケミカルはリサイクル炭素繊維ブランド「CarboNXT」で回収から再生までを一貫提供している。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/20
プラスチックのケミカルリサイクル、バージン材比最大3.7倍のコスト高。欧州委共同研究センターが試算
欧州委員会共同研究センター(JRC)が、プラスチックのケミカルリサイクルは現時点でバージン材の最大3.7倍のコストがかかると試算。解重合と熱分解の2技術について、2025年時点の経済性と今後の見通しを分析した報告書を2026年7月22日に公表した。
報告書の概要
項目 内容 公表日 2026年7月22日 公表機関 欧州委員会共同研究センター(JRC) 委託元 DG GROW(欧州委員会域内市場・産業・起業・中小企業総局) 報告書名 Economic viability of chemical recycling – Current and future perspectives 分析対象技術 解重合(プラスチックを化学的に分解しモノマーに戻す)<br>熱分解(熱で分解) 分析内容 2025年時点のコスト構造と今後の見通し 主な試算結果
- コスト比較: ケミカルリサイクルはバージン材比で最大3.7倍のコスト高
注: 抜粋が会員限定記事の冒頭部分のため、具体的なコスト内訳、技術別の詳細比較、将来見通しなどの情報は不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/20
環境省、官民学の「サステナブルファッション・パートナー制度」創設。会員募集を開始
環境省が繊維製品の環境負荷低減を目指し、企業・NPO・自治体・学校を対象とした「サステナブルファッション・パートナー制度」を新設。個社単位の取組から官民学連携による推進へと拡大を図る。
制度の目的
- 衣服の企画〜廃棄までの各段階における環境負荷低減
- リユース・リペア・リサイクルなど取組同士の連携促進
- 「衣替えでクローゼットから循環をはじめよう」をコンセプトに、サステナブルファッションを新たな生活習慣として定着
事務局の主な活動
- 情報交換・連携促進: 参加会員同士の情報交換、定期的な総会開催
- 意識醸成: 消費者向けイベント・キャンペーン、マーケティング・プロモーション企画
- 情報発信: サステナブルファッションに関する記事作成・公表
参加要件
項目 内容 対象 企業、NPO等の団体、自治体、学校(個人は対象外) 提出書類 ①取組概要 ②周知発信計画 ③団体概要(設立年月日、所在地、事業内容等) 報告義務 原則1年ごとに簡易な結果報告を事務局へ提出 第1回締切 2026年9月3日(木)※以降は随時募集 特典 「デコ活応援団」への加入可能 運営体制
- 事務局: 環境省及び環境省委託先
- 協力: 経済産業省、消費者庁
- Circular Economy Hub発表 2026/08/20
エレン・マッカーサー財団、ESPR繊維製品の委任法提言。4つの基準案改善求める
エレン・マッカーサー財団が、EU の ESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)における繊維製品の委任法について、情報提供義務にとどまらず拘束力のある性能要件を導入すべきだとするホワイトペーパーを発表した。
背景:ESPR とは
- 目的: EU 市場に流通する製品の環境・気候フットプリント改善と、持続可能な製品の統一ルール整備
- 発効: 2024年7月
- 対象基準: 耐久性、修理可能性、リサイクル可能性、再生材含有率、環境・炭素フットプリント
- 最初の規制対象: 電子機器、家具、繊維製品
財団の提言
項目 内容 発表日 2026年7月9日 文書名 "From Information to Market Transformation" 主張 情報提供義務ではなく拘束力のある性能要件を導入すべき 改善を求める基準 4つ(具体的内容は原文に記載なし)
注: 4つの基準案の具体的内容については、原文抜粋に情報が含まれていないため不明。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/19
世界の大手銀行、パーム油大手など森林破壊企業にサステナブル融資。NGOの報告
世界の大手銀行100行以上が、森林破壊や人権侵害の疑いがあるパーム油企業に対し、2018〜2025年に総額310億ドルのサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を供与していたことが、NGO英Global Witnessの調査で明らかになった。
調査結果の概要
項目 内容 調査期間 2018年〜2025年 融資総額 310億ドル 融資元 世界の大手銀行100行以上 融資先 パーム油企業(森林破壊・人権侵害への関与が指摘される企業を含む) 融資形態 サステナビリティ・リンク・ローン(SLL) 公表日 2026年8月5日 調査主体 Global Witness(英NGO) 実務への影響
- 「持続可能な投資」として資金調達している企業の実態が問題視される構造が浮き彫りに
- サステナビリティ・リンク・ローンの審査基準や実効性への疑問が提起される可能性
- 金融機関のデューデリジェンス強化が求められる見込み
- Circular Economy Hub発表 2026/08/19
BMW主導Car2Carプロジェクト、リサイクル可能材の割合を6%から51%へ大幅改善
BMWが主導する「Car2Car」プロジェクトが、使用済み自動車から回収した材料を新車生産に再利用する実証で、リサイクル可能材の割合を従来の6%から51%へと大幅に引き上げることに成功した。産業規模での高品質な材料循環の実現可能性を示した。
プロジェクト概要
項目 内容 実施期間 2023年から3年間 主導 BMWグループ 参加組織 16組織からなるコンソーシアム 対象車両 60車種・計433台 支援 ドイツ政府 主な成果
- リサイクル可能材の割合: 6% → 51% へ改善
- 使用済み自動車(ELV)から回収した材料を新車生産に活用する循環システムを構築
- 産業規模での高品質な材料循環が実現可能であることを実証
※具体的なリサイクル技術や材料の種類、今後の展開計画などの詳細は原文に記載なし
- Circular Economy Hub発表 2026/08/19
積水ハウス、LIXILとアルミ再生スキーム構築、玄関ドアにリサイクルアルミ100%標準採用
積水ハウスとLIXILが、リフォーム現場で発生したアルミ部材を回収・再生し、新築住宅の玄関ドアに再利用する国内完結型の水平リサイクルスキームを構築。住宅向け製品として初めて、リサイクルアルミ100%の「PremiAL R100」を標準採用した。
主な取り組み内容
項目 内容 対象製品 高断熱玄関ドア「H ins レイナス」「H ins トスタリッテ」 採用材料 LIXILのリサイクルアルミ使用比率100%「PremiAL R100」 CO₂削減効果 新地金100%使用と比べて約80%削減(アルミ形材1kgあたり2.9kg-CO₂eq) 発表日 2026年8月3日 資源循環の流れ
- 積水ハウスのリフォーム現場でアルミ部材を回収
- 資源循環センターで分解・選別
- LIXILへ提供し、独自技術で再生
- PremiAL R100として新築住宅の玄関ドアに採用
背景・目標
- 政府目標: アルミ展伸材の再生原料比率を2030年までに約4割へ引き上げ(現状約34%)
- LIXIL目標: 2031年3月期までにハウジング事業のリサイクルアルミ比率100%(現在86%)
- 積水ハウス: 「循環する家プロジェクト」で全部材のリサイクル化を推進
LIXILは2026年5月に旭化成ホームズとも同様のスキームを構築しており、関東エリアで運用中。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/18
車載電池向けアルミ材、新地金使用量を年間200トン削減へ。パナソニックなど4社が水平リサイクル
パナソニックグループのPPES、日本軽金属、冨士発條、パナソニック オペレーショナルエクセレンスの4社が、車載電池セル用封口板の製造工程で発生するアルミスクラップを同じ部品の材料として再利用する水平リサイクルスキームを構築。年間約200トンの新地金使用量削減を見込む。
取り組みの概要
対象製品: 車載電池セル用封口板(アルミ製)
削減効果: アルミ新地金使用量を年間約200トン削減従来、製造工程で発生するアルミスクラップは一般スクラップとして異なる用途へ再資源化されていたが、4社の連携により同じ電池部品へ戻すクローズドループ型の資源循環を実現した。
各社の役割分担
企業名 役割 PPES 水平リサイクル構想の立案、関係各社の参画促進、全体スキーム設計 日本軽金属 スクラップの再溶解・成分調整、電池用途品質の確保 冨士発條 製造工程でのスクラップ分別・管理、安定供給 パナソニック オペレーショナルエクセレンス スクラップの回収・流通管理、価格安定化、数量管理 期待される効果
- 新規資源採掘・アルミ精錬工程に伴う環境負荷の低減
- 新地金購入量抑制による原材料コストの低減
- 国内での資源循環による資源調達リスクの緩和
他業界での水平リサイクル動向
建築分野: LIXIL、三協立山、大林組などがアルミサッシの水平リサイクルに取り組み
鉄道分野: HARITAらが新幹線N700S車両のアルミ部材を水平リサイクル(高速鉄道の運転車両では世界初) - Circular Economy Hub発表 2026/08/18
日鉄興和不動産、所有・管理のオフィスビルにレコテックの資源循環データインフラを導入
日鉄興和不動産が所有・管理する複数のオフィスビルに、レコテック社の資源循環データインフラ「pool」を導入し、2026年8月から運用を開始した。物件ごとに分散していた廃棄物データを一元化し、ポートフォリオ全体を同一基準で把握できる体制を構築する。
導入の背景
不動産業界では、廃棄物の発生量・リサイクル率・CO2排出量の正確な把握と継続的改善が求められている。しかし、物件ごとに収集運搬・処理事業者や管理方法が異なるため、ポートフォリオ全体を同一基準で把握することが困難だった。
poolの特徴
- クラウド型の次世代資源循環データインフラ
- 廃棄物・資源物の排出から再資源化までの情報をデータで接続
- AI技術で情報を集約・標準化
導入により実現する3つの機能
項目 内容 データ一元管理 ポートフォリオ全体を同一基準で把握 資源循環の高度化 エリア単位での資源可視化により、単独物件では量がまとまらない資源も把握し廃棄物削減を目指す ESG業務効率化 データ取得・標準化からGRESB等の開示用データ整理までシステム上で一元化 実務への影響
現在の管理・報告形式のまま導入可能で、収集運搬事業者やビル管理現場に業務変更を求めない。
今後の展開
全物件データの可視化を第一歩とし、近隣ビルや地域との連携によりエリア単位でのサーキュラーエコノミー実装を目指す。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/17
三菱総合研究所、環境省事業でプラスチック容器包装9社連携の実証開始。剥離・脱墨の設備・技術の共同利用
三菱総合研究所が環境省事業として、プラスチック軟包装材の資源循環を目指す9社連携の実証を2026年8月5日に開始。個社単独ではなく、複数企業が剥離・脱墨の設備・技術を共同利用する「協創型プラットフォーム」の成立可能性を検証する。
参画企業(9社)
- アールエム東セロ
- 共栄社化学
- ZACROS
- 大日本印刷
- 東洋製罐
- TOPPAN
- 朋和産業
- 細川洋行
- 三菱ケミカル
実証の目的と内容
本実証は個別技術の優劣比較ではなく、協創型PFモデルの成立可能性と課題の検証が目的。
1. 協創型PFモデルの有効性評価
評価項目 内容 比較対象 個社単独利用 vs. 共同利用 検証指標 再生材の品質、コスト競争力、供給安定性 対象範囲 回収から再生利用までのサプライチェーン全体 整理事項 事業者の役割分担、連携の在り方、運用上の課題 2. 共通サンプルを用いた剥離・脱墨技術の実証
- 対象素材: プラスチック軟包装材(市場規模・実証意義を踏まえ選定)
- 実証プロセス: フィルムサンプル作成 → 破砕 → 剥離・脱墨 → 洗浄 → 比重分離・乾燥 → 再生ラフ材
- 目的: 各技術の処理・評価を通じた協創型PF化の課題把握
今後の方針
参画各社は実証で得た知見をもとに、協創型PFモデルの成立条件・運営課題を整理し、社会実装・事業化および横展開に向けた論点を明確化する。MRIは成果を再生材利用拡大の政策検討や業界横断の取り組み具体化に活用する。
- IDEAS FOR GOOD発表 2026/08/17
地域の「らしさ」が出る、循環型都市への道筋を。横浜開催「アジア太平洋循環型都市フォーラム」担当者が描く、都市をめぐる対話と共創
横浜市が2025年11月に立ち上げた「アジア循環型都市宣言(ACCD)」の署名都市が初めて集う国際フォーラムが、2026年9月3・4日にパシフィコ横浜ノースで開催される。現在7カ国26都市(人口計5,700万人以上)が参加するこの枠組みを通じて、アジアの都市が結束し循環経済への移行を加速させる狙いだ。
フォーラム概要
項目 内容 名称 アジア太平洋循環型都市フォーラム2026(APCCフォーラム) 日時 2026年9月3日・4日 会場 パシフィコ横浜ノース 主催 横浜市(企画担当:政策経営・国際戦略局) 事務局 イクレイ日本 アジア循環型都市宣言(ACCD)の特徴
- 設立時期: 2025年11月、横浜市の呼びかけで発足
- 参加規模: 7カ国26都市、人口5,700万人以上
- 目的: 欧州の「欧州循環型都市宣言」に倣い、アジア版の都市間連携枠組みを構築
- 背景: 一都市では限られる声を束ね、都市政策への支援や開発支援を引き出す
横浜市の考える「都市の役割」
企画担当の谷澤寿和課長は、循環経済における各主体の役割を以下のように整理している:
- 国: 制度・ルールの策定
- 企業: 技術・ソリューションの開発
- 消費者: 市場形成
- 自治体: 実装環境の整備(資源回収、公共調達、実証フィールド提供、市民啓発など)
都市は「環境と経済を両立させる循環経済が実装される舞台」であり、自治体はその環境を作る主体として位置づけられている。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/17
メビウスパッケージング、業務用減容ボトルの再資源化を実証。水平リサイクル・バージン材使用ボトルと同程度の価格実現を目指す
メビウスパッケージングが飲食店で使用された業務用減容ボトル(折りたたみ式容器)を回収・再資源化し、リサイクル材25%以上含有の新ボトルとして再生する実証実験を開始。バージン材使用ボトルと同程度の価格実現を目指す。環境省の令和8年度プラスチック資源循環先進的社会実装モデル形成支援事業に採択された。
実証実験の概要
項目 内容 実施期間 2026年6月末〜2027年2月 対象製品 飲食店舗の除菌アルコール・洗浄剤向け減容ボトル リサイクル材含有率 25%以上 回収エリア 関東圏内の一部ワタミ飲食店舗 各社の役割分担
- メビウスパッケージング: 資源循環体制の統括、リサイクル材含有減容ボトルの開発・製造
- ワタミ: 各店舗からの一次回収(資材配送便の帰り便活用)、店舗での簡易すすぎ・ラベル/キャップ取り外し
- 大誠樹脂: 物流拠点からの二次回収、選別・洗浄・粉砕(フレーク化)
背景と課題
減容ボトルは無色単一素材でリサイクルに適しているが、実際には多くが一般廃棄物として処理され、リサイクルが進んでいなかった。本実証では回収スキームを組織化することで安定したリサイクル材確保を可能にし、現行のバージン材使用ボトルと同程度の価格での提供を目指す。
今後は本事業をモデル事業として確立し、他地域・業界への展開や、業界団体と連携した環境配慮型設計ガイドライン作成を進める方針。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/14
米公正取引委員会、農機大手のディアと和解。修理用リソースの農家等への提供を義務付け
米FTC、農機大手ディアに修理用ソフト等の提供を義務付け。農家の「修理する権利」を保護
米公正取引委員会(FTC)が農業機械メーカー「ディア・アンド・カンパニー」と和解。ディアは今後10年間、農家や独立系修理業者に対し、正規ディーラーと同等の修理用リソース(ソフトウェアツールを含む)を提供することが義務付けられた。
背景
- 訴訟提起: 2025年1月、FTCとイリノイ等5州が共同提訴
- 主張内容: ディアが電子修理に必要なソフトウェアツールを正規ディーラーにのみ提供し、農家・独立系修理業者による修理を制限
- 影響: 農家は修理を正規ディーラーに依存せざるを得ず、サービス遅延やコスト増加が発生
和解内容
項目 詳細 監督期間 10年間 監督主体 FTC および原告5州 義務内容 農家・独立系修理業者への修理用リソース提供(正規ディーラーと同等) 法的効力 イリノイ州北部地区連邦地方裁判所の裁定命令として提出済み(裁判官の署名で発効) ※ 和解で義務付けられる具体的な4つの対応内容は、抜粋範囲では不明。
実務への影響: 農業機械の修理市場における競争促進と、農家の修理コスト削減が期待される。日本でも「修理する権利」の議論が進む中、参考事例となる可能性がある。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/14
モビリティの循環とサービス品質の両立に向け、レトロフィット導入を。独研究者らの論文
モビリティの循環とサービス品質の両立に向け、レトロフィット導入を。独研究者らの論文
独ハンブルグ工科大学の研究者らが、車両の部品・機能を交換・更新する「レトロフィット」を通じて、モビリティの循環性と高品質なサービスを両立させる手法を論文で提案。自動車用シートを事例に、体系的な能力としてのレトロフィット導入を検討している。
論文の概要
項目 内容 発表元 独ハンブルグ工科大学 テーマ モビリティの循環と高品質サービスの両立 キーワード レトロフィット(部品・機能の交換・更新) 事例 自動車用シート 発表日 不明(2026年8月14日記事化)
レトロフィットとは
- 車両の部品や機能を体系的に交換・更新する能力を指す
- 新車購入ではなく既存車両の性能向上・長寿命化を図る手法
- サービス品質を維持しながら資源循環を実現する可能性
注: 本記事は会員限定記事のため、論文の詳細内容(具体的な手法、シート事例の詳細、実証結果など)は抜粋に含まれていません。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/14
オランダ発B Corp認証の循環型デニムブランドのMUD Jeans、自己破産を申請
オランダの循環型デニムブランドMUD Jeans、自己破産を申請
B Corp認証を取得していたオランダの循環型デニムブランド「MUD Jeans」が、アムステルダムの裁判所により破産宣告を受けた。CEOのDion Vijgeboom氏が2026年8月5日にLinkedInで公表した。
概要
項目 内容 企業名 MUD Jeans(マッド・ジーンズ) 本拠地 オランダ 事業内容 循環型デニムブランド 認証 B Corp認証取得済み 破産宣告日 不明(公表は2026年8月5日) 裁判所 アムステルダム裁判所 背景
MUD Jeansは循環型ビジネスモデルを採用していたデニムブランドとして知られ、B Corp認証も取得していた。破産に至った具体的な経緯や財務状況の詳細は、原文では明らかにされていない。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/13
クラス、パナソニック系ファンド等から総額13.8億円の資金調達を実施。パナソニックのリファービッシュ等のアセットを融合
家具・家電サブスクの株式会社クラスが、パナソニック系ファンドを含む第三者割当増資と金融機関融資により総額13.8億円を調達。累計調達額は114.6億円に達し、パナソニックのリファービッシュ事業との連携で耐久消費財の循環型モデルを加速させる。
資金調達の概要
項目 内容 調達額 総額13.8億円 累計調達額 114.6億円(デットファイナンス等含む) 引受先 パナソニックくらしビジョナリーファンド(第三者割当増資)<br>静岡銀行、商工組合中央金庫、山梨中央銀行など(融資) 発表日 2026年8月13日 クラスの事業実績(2026年時点)
- 個人向け総会員数: 27万人(2026年2月)
- 法人アカウント数: 3,500件(2026年2月)
- 累計提供数: 35万点(2026年4月)
- 総循環数: 33万回(2026年4月)
- 売上高CAGR: 41.7%(2021年2月期〜2026年2月期の5年間)
- 売上総利益率: 61.3%(2026年2月期)
- 営業利益・営業CF: 黒字化達成
循環型ビジネスの特徴
- 倉庫管理・注文管理システムを社内製で構築し、調達から返却後のリペア・再貸出まで一気通貫でデータ管理
- 部品単位の修理履歴を蓄積する独自データベースを保有
- 製品によっては最大10回程度の循環利用を実現
パナソニックとの連携
パナソニックの「Panasonic Factory Refresh」(点検・整備済み家電の再販売事業)と、クラスの循環型インフラを融合。パナソニックのリファービッシュ・リサイクルの知見とアセットを活用し、家具・家電領域のサーキュラーエコノミーを加速させる方針。
Panasonic Factory Refreshの実績:
- 2024年4月開始、2025年2月に13カテゴリーへ拡大
- 購入者満足度: 品質91%、他者推奨93%、総合97%(2024年4月〜11月)
- Circular Economy Hub発表 2026/08/13
MobiSaviと愛媛日産、EVバッテリー集荷・再利用ハブの試験運用開始へ。地域完結型EV資源循環モデルへ一歩
概要
愛媛県で、自動車ディーラーを起点とした使用済みEVバッテリーの集荷・性能評価・再利用供給の拠点が2026年10月に試験運用を開始する。愛媛日産がハブ拠点を整備し、MobiSaviが県内企業向けにリパーパス製品開発の研修を実施。地域完結型のEV資源循環モデル構築を目指す国内初の取り組み。
事業の背景と課題
- EVバッテリーの集荷・性能評価拠点が地域に少なく、遠方輸送コストや物流負担が再利用体制の普及を妨げてきた
- リパーパス市場拡大には、品質を確保した中古電池の安定供給体制が全国的な課題
- 愛媛県は新車EV普及から使用済みバッテリーのリサイクルまでを地域内で完結させるモデルを推進中
主な取り組み内容
実施主体 受託事業 主な内容 愛媛日産 EVバッテリー集荷・再利用ハブ拠点における性能評価スキーム実証等事業 ・LBEJ認証取得<br>・複数メーカー対応のハブ整備<br>・EVバッテリー集荷・性能診断・評価スキーム設計 MobiSavi EVバッテリー再利用市場参入促進事業 ・県内企業約10社向け研修プログラム<br>・LBエンジニアリングと連携した技術提供<br>・リパーパス製品開発人材の育成
スケジュール
- 2026年10月: ハブ拠点の試験運用開始
- 2028年度: 本格稼働を目指す
今後の展開
- 人材育成の成果とディーラー起点のハブ運営ノウハウを他地域へ展開するモデルケースと位置づけ
- 愛媛県「えひめEVサーキュラーエコノミー推進協議会」の取り組みを具体化し、全国展開の第一歩とする
- Circular Economy Hub発表 2026/08/13
テラサイクル、使用済ニコチン電子タバコの全米リサイクルサービス開始。回収から再資源化まで
米テラサイクルが2026年7月29日、使用済みニコチン電子タバコ(ベイプ機器)の回収から再資源化までを一括で担う全米規模のリサイクルサービスを開始した。家庭から企業まで幅広い利用者を対象とし、産業・法人向け部門のテラサイクル・コマーシャルが運営する。
サービス概要
項目 内容 サービス名 Nicotine Vape Device Recycling Service 開始日 2026年7月29日 対象機器 使用済みニコチン電子タバコ・ベイプ機器(液体を蒸気化して吸引するタイプ) 対象利用者 家庭から企業まで幅広い利用者 提供範囲 全米規模 運営部門 テラサイクル・コマーシャル(産業・法人向け部門) 実務上のポイント
- 回収から再資源化まで一括対応: 使用済み電子タバコの処理を包括的に担うサービス
- リチウムイオン電池を含む機器: 電子タバコには電池が含まれるため、適切な処理が必要
- Circular Economy Hub発表 2026/08/12
PPWR適用開始目前、欧州委がFAQ第2版を公表。製造者・生産者の判定基準などを追加
欧州委員会が2026年8月12日のPPWR一般適用開始を前に、FAQ第2版を公表。製造者・生産者の判定基準など定義規定の解釈を中心に論点を追加し、初版からの変更箇所をすべて明示している。
主な内容
- 公表日: 2026年8月3日
- 文書: 包装・包装廃棄物規則(PPWR)に関するFAQ第2版
- 発行元: 欧州委員会環境総局
項目 内容 更新内容 定義規定の解釈を中心に多数の論点を追加。初版からの変更箇所は「NEW」「UPDATED」で明示 PPWR発効日 2025年2月11日 一般適用開始日 2026年8月12日 経過措置 指令94/62/ECの一部規定(包装最小化に関する本質的要件など)は規則第70条(1)(b)に基づき2029年末まで効力を有する 実務への影響
- 製造者・生産者の判定基準が明確化され、拡大生産者責任の対象範囲が具体化
- 一般適用開始まで残り数日のタイミングでの公表のため、早急な内容確認が必要
- Circular Economy Hub発表 2026/08/12
経産省、ラベルレスペットボトル拡大へ省令改正。コカ・コーラシステムは10月に自販機展開へ
経産省がラベルレスペットボトルをバラ売りにも拡大。コカ・コーラは10月から自販機で展開開始
経済産業省は2026年7月30日、ペットボトルのラベルレス化をバラ売り(単品販売)にも認める省令改正を施行した。従来は箱売りに限定されていたが、今後は自動販売機などでの単品販売でもラベル省略が可能になる。コカ・コーラシステムは10月から全国の自販機で「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の販売を開始する。
改正の背景と内容
項目 従来 改正後 対象 箱売りのみ バラ売り(単品販売)も可能 PETマーク表示 容器への刻印 + ラベル貼付の両方が必要 刻印のみでも可(他法令に基づく表示がラベルに不要な場合) 施行日 2020年4月(箱売り) 2026年7月30日(バラ売り) - 産業構造審議会での議論とパブリックコメントを経て決定
- 刻印のみでも消費者が従来と同様のリサイクル行動をとれることを確認
コカ・コーラシステムの自販機展開
- 製品: 「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」
- 開始時期: 2026年10月より順次
- 従来の販売: 2020年4月からオンライン通販などでケース販売
背景となる課題(全国清涼飲料連合会調査):
- 自宅でキャップ・ラベルを剥がす人: 約80%
- 屋外で剥がす人: 約30%
- → 外出先での分別実施率が低い
今後の展開
- 現時点で自販機向け展開を発表しているのはコカ・コーラシステムのみ
- 省令改正はペットボトル飲料全般が対象で、特定企業に限定されない
- 小森経済産業大臣政務官、全国清涼飲料連合会、経団連が参加する発信イベントで周知
- Circular Economy Hub発表 2026/08/12
マテリアルリサイクルにおける異物混入がプラ循環の障害に。英大学、分析技術の導入を提言
英マンチェスター大学の研究チームが、プラスチックのマテリアルリサイクルにおいて、異なる種類のポリオレフィンが混入すると材料の均一性が損なわれ、再生材の性能が著しく低下すると警告。選別精度の不足が循環移行の大きな障害になっていると指摘した。
研究の主な指摘
- 異物混入の影響: 選別精度が不十分なまま異なる種類のポリオレフィンが混入すると、材料内部の均一性が損なわれる
- 再生材への影響: 混入により再生材の性能が著しく低下
- 循環移行の障害: 選別精度の問題がプラスチックの循環移行を大きく妨げている
提言内容
研究チームは分析技術の導入を提言(具体的な技術内容は会員限定記事のため不明)
注: 本記事は会員限定記事のため、詳細な研究内容・提言される分析技術の具体的内容・実務への影響などは抜粋から確認できません。
- Circular Economy Hub発表 2026/08/10
廃棄物の均質化とサイズ制御を自動化。日工がアミタのスマートファクトリーにセメント原燃料の製造設備を納入
日工がアミタサーキュラーのスマートファクトリー「ZERO I」(兵庫県姫路市)に、廃棄物を均質化し規格サイズ(40mm以下)にそろえる自動化設備を納入。セメント原燃料などの循環資源を製造する工程を自動化し、2026年7月9日に本格稼働を開始した。
設備の処理工程(4段階)
工程 内容 均質化 2軸混練ミキサで廃棄物を練り混ぜ、水分量・粘性を調整。カメラで監視し、2027年内にAI画像診断による自動判定を実装予定 サイズ制御 振動ふるい機で規格サイズを満たすかふるい分け 自動ループ再破砕 規格外材料を2軸破砕機で砕き、規格サイズに収まるまで循環 自動搬送 規格サイズに整った循環資源のみを製品ヤードへ送る ZERO Iの特徴
- 保管能力: 最大18種類の廃棄物を同時期に保管可能
- 製品: セメント産業向けのセメント原燃料が主力
- リサイクル率: 廃棄物の100%リサイクルを実現
- 自動化計画: 2027年をめどに循環資源製造プロセス全体の完全自動化を目指す
アミタサーキュラーは入荷・製造・保管・出荷のオートメーション化を支えるデータ基盤を段階的に実装中。本設備はこの自動制御システムと連動して稼働する。セメント協会によると、2024年度はセメント1トンの製造に478kgの廃棄物・副産物が活用されており、今回の自動化は原燃料製造工程そのものを高度化する取り組みとなる。